夏の風物詩といえば、かき氷。見て楽しく食べておいしい“進化形かき氷”が、福岡でも話題となっている。
さまざまな工夫を凝らした注目の3つのかき氷をご紹介。
台湾スイーツとコラボで ”ぷるシャリ”食感が楽しい
まず紹介するのは、いま大人気の台湾スイーツとかき氷がコラボしたこの夏の新商品。
福岡市のアミュプラザ博多にある台湾料理の専門店「春水堂」の新商品「苺かき氷豆花(とうふぁ)」。

豆花とは、豆乳プリンのような台湾スイーツ。その上にイチゴやレモン、ジャスミンなどで作った特製ソースとシャリシャリの氷を合わせ、新感覚のかき氷に仕上げた。

永野小夜子リポーター:
イチゴとレモンで爽やか!さっぱりといけますね、豆花も優しい味わいで。かき氷のシャリシャリ感と豆花のぷるぷる感と、面白いです

春水堂アミュプラザ博多店・清田愛花さん:
台湾の伝統的なスイーツでございまして、夏の風物詩の氷を合わせることで、1度に2度おいしい夏のスイーツが出来上がりました
トマトを使って…酸味と甘さが絶妙な味わい
続いては、スイーツなのにフルーツを一切使わないかき氷。福岡市博多区にあるかき氷専門店「NANSHIYO-TO(なんしようと)」。

居酒屋の2階を間借りして営業しているという、隠れ家のような店内で食べられるのが…なんとトマトを使ったかき氷!

ミルク味の氷をふわふわに削り、その上からトマトシロップをたっぷり。最後にピスタチオクリームやナッツをトッピングしている。
永野小夜子リポーター:
合う!甘みが口の中にふわっと広がるんですけど、ちゃんと酸味も残っていて、こんなに合うとは!
かき氷専門店「NANSHIYO-TO」・森永愛子さん:
甘さを出すためにハチミツなんかを入れて、トマト感を残しつつ…なくしつつ…というような

この店では、他にも5種類のシロップをかけて食べるかき氷、メロンを半玉使ったぜいたくなかき氷など商品開発に力を入れていて、週末は満席になるほど人気を集めている。

かき氷専門店「NANSHIYO-TO」 森永愛子さん:
コロナ禍でも、かき氷を通じてドキドキ感だったり、ワクワク感をお客さまに提供できるように新メニューをどんどん考案していきたい

かき氷を火であぶる!? 老舗和菓子店の自信作
続いては、火で”あぶる”かき氷。訪ねたのは、北九州市小倉北区のJR小倉駅近くにある、栗饅頭で有名な和菓子の老舗「湖月堂」。

本店の奥にあるレトロなカフェで提供されている火で“あぶる”かき氷とは…。おわんで出てきたのは、表面に焼き目が付いた「クレームブリュレかき氷」。

イチゴソースを何層にも重ねた上にオリジナルカスタードクリームをたっぷり載せ、ふたをする。

最後に砂糖をバーナーで焼き、焦げ目を付けたら完成だ。

永野小夜子リポーター:
カラメルがぱりっと…あっ、中にかき氷が入ってました!おいしい!食感が面白い。クリームと氷って合うのかなと思ってたんですけど、濃厚すぎず甘すぎず、さっぱりしているので氷とよく合います
湖月堂・秋野浩樹さん:
伝統的なものは継続しつつ、若い方が喜んでいただけるような商品を心がけています

うだるような暑さが続く中、進化を遂げたかき氷に涼しさを求めてみてはいかがだろうか?
(テレビ西日本)