アメリカとの関税交渉を担当している赤沢経済再生担当相が14日、福岡県庁を訪れ、労働者の最低賃金の引き上げに関して服部知事と意見を交換しました。

賃金向上担当相を兼任する赤沢経済再生担当相は、服部知事に対し、最低賃金引き上げに関して協力を呼びかけました。

◆赤沢亮正 経済再生担当相(賃金向上担当相)
「最低賃金の引き上げをしていただいた場合には、今年からの特別な対応として、頑張ってもらった所には交付金配分での配慮を考えている」

政府は2020年代に、労働者の1時間当たりの最低賃金を1500円台に引き上げることを目指していて、今年の全国平均の目安を1118円に設定しています。


一方、福岡県内の最低賃金は現在992円にとどまっていることから、赤沢氏は大幅な引き上げを求める形での異例の訪問となりました。

服部知事は、重要性を理解しつつも中小企業に対する国からの手厚い支援などを早急に整備するよう求めていました。

テレビ西日本
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