子どもの感染急増…23区では修学旅行延期の方針も

子どもの新規感染者数が大幅に増加している、新型コロナウイルス。

厚生労働省によると、新型コロナウイルスに感染した子どもの数は、8月17日までの1週間で10歳未満が7441人、10代が1万4734人で計2万2175人。
第4波で最多となっていた、5月中旬の1週間の5347人から4倍以上に増えている。

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そのような中、神奈川・相模原市は市内の公立の小・中学校の始業式を、8月25日から9月1日に延期。
都内23区の多くは夏休みを延長する予定はないということだが、修学旅行については、多くの区が緊急事態宣言が解除されるまで延期する方針だという。

自宅療養の際は使い捨てのエプロンや手袋を

国際医療福祉大学の松本哲哉教授は、ウイルスがデルタ株に置き換わり、以前より子どもが感染しやすくなっているのは明らかだとした上で、家庭内で子どもから親に感染しないように注意が必要だと指摘する。

国立成育医療研究センターが公表している、感染して自宅療養になった子どもたちをケアするときのポイントは、以下の通り。

【子どもの世話をするときは…】
・ケアする家族はマスクを着ける
・2歳以上の子どもは可能ならばマスクを着ける

【抱っこや添い寝をする場合は…】
・ケアする家族はマスクを着ける
・可能であれば使い捨てのエプロンや手袋を使う

2歳未満の子どもはマスクを着用すると息が詰まってしまう危険があるため、着ける必要はないという。
また、使い捨てのエプロンがない場合には、大判のゴミ袋などでも代用ができる。

さらに、気を付けたいのはおむつの取り扱い
ウイルスは便にも排出されているため、おむつを捨てるときにはビニール袋で二重に密閉してから捨てるようにするのが良いという。

子どもが新型コロナウイルスに感染した場合、軽症であることが多いが、

・食欲が低下する
・顔色が悪い
・息苦しそう
・嘔吐を繰り返す


などの症状が見られた場合には、担当の保健所やかかりつけ医に早めに相談してほしいという。

(「イット!」8月20日放送分より)