東京オリンピックにむけて大分県日田市で事前キャンプを行っているカメルーンの選手団が15日、友好関係を育んできた日田市の中津江村を訪問し地域の人の歓迎を受けました。

中津江村は2002年のサッカーワールドカップでカメルーン代表のキャンプ地となりました。

5日遅れで到着したチームを深夜にもかかわらず村民があたたかく出迎える様子は一躍、話題となり、以来、中津江村とカメルーンの交流は続いています。

東京オリンピックに出場する陸上など7競技のカメルーン代表選手団は現在、日田市で事前キャンプを行っていて、15日は貸し切りバスで中津江村を訪問しました。

沿道ではカメルーンカラーの服などを身につけた地元の人たちが選手たちのバスを歓迎します。

地元の人が集まった場所では短い時間ですがバスが停車し、窓越しに手を振り合うことで19年前と変わらないお互いの絆も確認しました。

◆沿道の人「かっこよかった」「2002年はもう一大イベントだった。また中津江村との親睦が深まってくれたら嬉しい」「東京オリンピック、メダル目指して頑張ってください」

歓迎セレモニーが開かれたのは2002年にサッカー・カメルーン代表がキャンプをした鯛生スポーツセンターです。

セレモニーではこの日のために用意された応援グッズがプレゼントされました。

カメルーンの国旗に応援メッセージを寄せ書きしたものなど、延べ200人で手作りしたということです。

◆カメルーンオリンピック委員会アブドゥン・ナシルさん「いつか中津江村に来たいと思っていた。日田市の皆さんのおもてなしにお返しできるようにオリンピックでメダルを獲得したい」

カメルーン選手団の日田市内での事前キャンプは7月25日までの予定です。