自給自足の生活を夢見るプロフィギュアスケーターの浅田真央(30)さんが1日、都内で行われた「アルソア ドリーム プロジェクト」スタートセレモニーに出席。

ピンク色の“つなぎ”に身を包み、取り組んでいる畑作業について「農業トレーニング」と呼んでいると笑顔で話した。

浅田真央のつなぎ姿…ピンク色がよく似合う
浅田真央のつなぎ姿…ピンク色がよく似合う
この記事の画像(12枚)

自然に囲まれたナチュラルな浅田真央

化粧品、健康食品などの製造、販売を行うアルソア慧央グループが2021年に50周年を迎えることを記念してスタートする「アルソア ドリーム プロジェクト」のセレモニーに、浅田真央さんが出席。

柔らかな淡い緑色のワンピースで登場した真央さんは、司会者から衣装をほめられると、ブランドをイメージして「優しさや、ナチュラルなカラーを選んでみました」と笑顔になった。

淡いグリーンのワンピース
淡いグリーンのワンピース

プロジェクトでは、山梨県の八ヶ岳南麓に浅田さんの「夢の畑」を作り、生態系を利用した安心安全な作物を作る農法を学びながら、真央さんが畑を開墾するところから挑戦するという。

小淵沢には何度も足を運んでいるという真央さん。

新しいWeb動画もこの地で撮影されたということで、撮影での様子について聞かれると…

浅田真央:
(小淵沢は)本当に自然たっぷりで、空気もきれいで、私も行くといつもパワーをもらって帰ってきています。自然たっぷりの中で撮影したので、とても気持ちよく撮影できたと思います

イベントでは、この新Web動画を初公開。

2021年、サンクスツアーのフィナーレという節目を迎えた真央さんが、「30代。まだ見ぬ未来にドキドキとワクワクが入り混じっている」と語りかける。

初めて完成した動画を見た真央さんは…

アルソアWeb動画
アルソアWeb動画

浅田真央:
もう本当に、小淵沢の自然の中で、自分もとても気持ちよく撮影できました。実際に完成したのを見てみると、自然の中なので、自分もすごくナチュラルな気分で撮影することができました

採れたて野菜をぱくり!
採れたて野菜をぱくり!

自然豊かな風景と、真央さんの透明感がマッチした、みずみずしい映像になっている。

(後半へつづく…)

「夢は自給自足の生活」実現する一歩もすでに…

健康食品に使う野菜を自社の無農薬栽培の畑で生産することに力を入れており、真央さんも少しずつ畑作りをスタートしているとか。

司会者からプロジェクト名にちなんで「夢は何か?」と聞かれると、「いつか自給自足の生活をすること」と答えた真央さん。そうした夢を持つようになったワケを尋ねると…

浅田真央:
20歳の頃から野菜が好きになり、こだわっていくと採れたての野菜が一番おいしいって気づいた。野菜を自分で収穫して、採れたてのものを食べられることがすごく贅沢であり、幸せなことなんだなと強く思いました。小淵沢に伺うと、たくさん自然があって、そこで私自身もすごくパワーをいただくので、いつか自分もそういう山だったり森だったり、自然がたっぷりのところで自分で野菜を作って、生活していきたいという思いが強くなりました

と、「自給自足の生活」の夢について力強く話していた。

ロゴマークは浅田真央さんがデザイン
ロゴマークは浅田真央さんがデザイン

夢を実現する一歩として、浅田さんが取り組んでいるのが農園での野菜作り。

浅田さんはあえて耕作放棄地を選んで開墾し、「石拾いをして土地を整え、土作りも手がけ、そこに植える種も自分の手で採取しました」と、これまでの過程を教えてくれた。

現在は、サツマイモや落花生、大豆、小豆、ショウガ、サトイモなどを植えたそうで、収穫を楽しみにしているという。

ピンク色のつなぎで“本気”の堆肥作り披露

イベントでは、畑作りの経験を積んでいる浅田さんが「堆肥作り」を披露することに。農業に取り組む浅田さんを応援するため、ピンク色の「つなぎ」のサプライズプレゼントも。

浅田真央:
はい、開けます!あ~!あはは(笑)すごーい!サプライズですね。これから畑作業が多くなるので、すごい必要なものでした

すごーい!と歓声を上げて
すごーい!と歓声を上げて

そして、胸元に自身がデザインしたプロジェクトのロゴマークを見て大喜び。

浅田真央:
スケートでいうとコスチュームみたいなものなので、畑作業に必要なウエアをいただいて、何かさらに楽しみになりました

さっそく特製つなぎに着替えて再登場した浅田さんは、ステージ上で堆肥作りを実演。

農園の堆肥に、廃棄される菌床、腐葉土やもみ殻を混ぜる工程を、それぞれの役割を説明しながら手際よく作業していくが…

中腰で土を混ぜていく
中腰で土を混ぜていく

司会者:
けっこう重量がありますよね?

浅田真央:
畑作業って、とってもトレーニングになるんですよ。私はもう「農業トレーニング」で「農トレ」と言っています(笑)それぐらい、もうすごく体力を使う作業です

コンポスターの中の土は100kg近く…!?
コンポスターの中の土は100kg近く…!?

「スケーター筋肉」と「農トレ筋肉」で今すごく強い

イベント後のインタビューでは、農作業を「農業トレーニング」と表現したことについて「農トレでどんなところが鍛えられたか?」と聞かれると…

浅田真央:
足、腰、腕だけではなくて、精神力もすごく鍛えられました。だんだん無の境地に入っていくところが新たな発見で、私はとても好きです。(農トレで上半身が鍛えられたことで)「スケーター筋肉」「農業トレーニング筋肉」と、今両方あるので、たぶんすごく強くなってると思います(笑)

「スケーター筋肉」と「農業トレーニング筋肉」と
「スケーター筋肉」と「農業トレーニング筋肉」と

そして、サンクスツアーを終えてフィギュアスケートの次の「目標」、「夢」について聞かれると…

浅田真央:
スケートを自分自身としては、自分をさらに超えていけるように、これからも進んでいきたいと思っています。自給自足の方に進んで、森に住むのではなくて、まだまだ自分の過去を超えていけるように進んで行きたい。夢は、やはり自分のスケートリンクを作りたいという夢があるので、その夢に向かって進んでいます

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。