20年ほど前にブームとなった、ある洋菓子が再び人気を集めている。札幌市でも取り扱う店が増え、新商品も続々登場。人気復活のワケは何なのだろうか?

「小ぶりでおしゃれなお菓子」SNS映えも

かわいらしい冠のような形。小麦粉と卵、ラム酒などを使った、フランス発祥の焼き菓子「カヌレ」。

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フランス語で「溝」という意味で、18世紀にワインの名産地ボルドー地方で生まれたと言われる。

カヌレを食べたことのある人:
流行しているから、どんなものかなと思って。外側はカリカリで、中はふわふわ

カヌレを食べたことのある人:
魅力は食感だと思います。もちもちとカリカリ

カヌレを食べたことのある人:
ちょっと高級感がある。疲れたときに、おしゃれなお菓子を食べて良い気分になる

店によって味は様々。1990年代後半にブームとなったが、ここ数年で再び人気に火が付き始めた。

情報誌「poroco」編集長の福崎里美さんに、その理由を聞いた。

poroco編集長 福崎里美さん:
ちょっと小ぶりなので、お土産に持って行きやすい。“SNS映え”を狙って、かわいらしい商品を作る店が増えているのもブームのきっかけ

北海道産食材の特徴を生かして

専門店もできる人気のスイーツ「カヌレ」。札幌市内で買える3つの人気店を訪ねてみた。

1軒目は札幌市豊平区の菓子工房「Les Cakes des Bois(ケイク・デ・ボア)」。

北海道産小麦や乳製品に加え、旬のフルーツを使ったケーキが人気。

こちらのカヌレは連日完売。

田辺桃菜アナウンサー:
外側はパリパリ。中はもっちりというか、とけるような味わい

ケイク・デ・ボア 森伸司さん:
北海道産小麦の中でも、特に粒子の細かいものを使っているので、口どけが良くなっていると思う。もっちりしているのは北海道産小麦の特徴です

大量生産できないため数に限りがあり、売り切れることもあるのでご注意を。

ミシュラン一つ星のハイクラスな味

2軒目は札幌市中央区のフレンチレストラン「aki nagao(アキナガオ)」。

「ミシュランガイド北海道2017特別版」で一つ星となった。

コース料理のデザートなどで出されるカヌレは、バニラとラム酒の風味のプレーンの他、紅茶風味など4種類。

ホワイトチョコとコーヒーチョコは特別な食材を使っているという。

アキナガオ 高橋綾さん:
ホワイトチョコは、北海道岩内町の海で採取した海洋深層水から、自家製の塩を作って仕上げている。コーヒーチョコは、コーヒー専門店の専用ブレンドを深いりして使っています

2020年からテイクアウトや配送での販売を始めたところ、生産が追い付かないほどの人気となった。

予約限定なので、電話やメールでの問い合わせが必要。

花の香りとともに、華やかな味わい

そして、最後は札幌市中央区の一軒家を改装した「LA MAISON NOLLYS(ラ メゾン ノーリーズ)」。

生花店とカフェが一体となっていて、花とスイーツの両方を楽しむことができる。こちらのカヌレは花に負けないくらい華やかだ。

ラ メゾン ノーリーズ 柳森夏希さん:
ピスタチオのカヌレです

田辺桃菜アナウンサー:
これがカヌレですか? 中が見えない…

カヌレをコーティングしているのは生クリーム。その上にピスタチオがちりばめられている。

田辺桃菜アナウンサー:
外側はカリカリ、サクサク。中はすごくもちっとして、ひとつで2つの食感が楽しめます。ピスタチオの香りもしっかりとします

ラ メゾン ノーリーズ 柳森夏希さん:
生地の中にも練りこんで、たっぷりピスタチオを使っています

ココアやレモン味をはじめ、アイスクリームがついたカヌレなどが楽しめる。

店によって様々な味が楽しめるカヌレの人気は、まだまだ続きそうだ。

(北海道文化放送)