6月は牛乳の普及に努める牛乳月間。
2021年で創業75年を迎えた大山乳業が、牛乳月間を盛り上げようと鳥取県米子市のカフェとコラボし、期間限定の特製ドリンクを発表。
さらに、なぜか人気のエプロンを復刻させ、牛乳だけでない取り組みでブランドイメージ定着に挑んでいる。
自慢の生クリームとヨーグルトを使った期間限定メニュー
宇治抹茶を使ったスムージー。白バラ牛乳の濃厚な生クリームをふんだんに乗せ、豪華な和スイーツに。

白バラヨーグルトを使い酸味の利いたブルーベリーラッシーは、爽やかな味わいが特徴だ。

松尾直明記者:
生クリームのコクと、抹茶のほろ苦さがマッチしておいしいですね。夏にぴったりです
2種類の特製ドリンクは、いずれも大山乳業がコラボして生まれた冷たいドリンク。
米子市内の今井書店グループが運営するカフェ「SHIMATORI」で、6月29日まで提供される期間限定メニューだ。

白バラ牛乳デザインのグッズが続々登場
さらに、この特製ドリンクを注文するとついてくる特典も…

見た目にはあの「白バラ牛乳」。しかし、ポチ袋やしおり、ポストカードのセットなど、牛乳とは全く畑違いなグッズの数々。

なぜ牛乳パックデザインのグッズを作ったのか?
大山乳業・山﨑瑞季さん:
新しいことをやりたいなと思っていて、もっと山陰を盛り上げていけたら
目を引く畑違いな雑貨づくりで狙うのは広告効果。大山乳業のブランドイメージとすることで、牛乳の売り上げにつなげたいという。
2017年から開発するグッズは、学習帳や消しゴム、さらにはマスキングテープまで。今では30種類以上に増殖中。

気になる売り上げは、牛乳を含めた全体の売り上げの0.1%ほどだという。
人気エプロンを再販 3種類に増やしブランドイメージ定着へ
しかし、ここにきて人気商品も生まれている。それが「白バラエプロン」。
白バラ牛乳のパックのデザインそのままのエプロンに、かわいらしい牛をあしらったエプロンの2種類で、2020年3月に売り出したところ500着がほぼ完売した。

これに気をよくして今回、再販。さらに攻めの一手として、新たに加わったのが生乳70%鳥取県産牛乳使用の白バラコーヒーのエプロン。

3種類に増えて、6月12日から伯耆町の観光施設・大山まきばみるくの里や山陰地方の今井書店7店などで数量限定で復活する。
大山乳業・山﨑瑞季さん:
甘さが控えめなので、男性でも飲んでもらいやすい。白バラグッズを通して、皆さんに全国的に知ってもらえると思っている

コラボカフェの特製ドリンクで本家の牛乳はしっかりアピールしつつ、牛乳だけじゃないグッズの数々。
75年の節目の年が「丑(うし)年」。その牛乳月間に、本業も新たなビジネスも「猛(モ~)チャージ」をかけている。
(TSKさんいん中央テレビ)