4,000円のメロンショートケーキ
食べておいしく、地球にもやさしい、名門ホテル自慢のケーキとはどんなものなのか。
モンブランにエクレア、ロールケーキにマカロンがのったケーキなど、おいしそうなスイーツが並ぶのは、ホテルニューオータニにある「パティスリーSATSUKI」。

中でも人気なのが、累計販売数4万個超えの1カット4,000円のメロンショートケーキ。
このケーキが、6月1日にリニューアルした。

仁科有貴 ディレクター:
一番にメロンの甘みがきました。クリームがさっぱりしていて、食べやすいです。
あっ、最後に豆乳の味を感じました。
ポイントは、生クリームから豆乳クリームへの変更。
その狙いは...。
ニュー・オータニ 湯本健太郎広報主任:
1つは、メロンの味わいをより引き立たせるために変更したという目的と、もう1つは、ホテルのSDGsの取り組みの一環として変更を実施しました。

SDGsの次世代スイーツ
植物性のクリームへの変更が、食のSDGsにつながる。
植物性の食料は、温室効果ガスの削減など、畜産業にともなう環境負担を軽減できると期待されている。

また、大豆を使った代替食品は、世界で深刻化する食糧問題の解決策の1つとしても注目されている。
おいしさを妥協せずにSDGsに取り組むことができる次世代のスイーツ。

ニュー・オータニ 湯本広報主任:
ホテルニューオータニとしては、動物性からすべて植物性にする方向ではなくて、少しずつ客に価値を提案することによって、植物性でもおいしいんだというPRも兼ねています。
排水のリサイクルや生ごみの有機肥料も
また、このホテルでは、厨房(ちゅうぼう)から出る排水をリサイクルし、庭園の水やりに使用しているほか、生ごみを乾燥・発酵させ有機肥料にするなど、さまざまなSDGsに取り組んでいる。

ニュー・オータニ 湯本広報主任:
少しでも環境負荷軽減を取り組んでいくのがホテルの責任・使命と考えているので、おもてなしとSDGsの両立を目指していきたい。

(「Live News α」6月1日放送分)