誰でも簡単に漫才のネタが作れると話題になった「お笑いノート」が、このたび、ノートからドリルに進化。

お笑いノートがドリルに進化

2019年、仙台在住のクリエーターが考案した、その名も「お笑いノート」。子供から大人まで誰でも簡単に漫才のネタが作れるということで、プロの芸人さんにも試してもらった。

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あれから2年…。そのお笑いノートがドリルになったと聞いて、さっそく制作者の中田敦夫さんを訪ねた。

前回のお笑いノートには日本中から反響があったという。

記者:
お笑いノートの反響は?

コトマグ代表 中田敦夫さん:
子供たちからすごく新鮮な反響があった。その新鮮な驚きで僕もすごくモチベーションが上がった

その反響を受けて生まれたのがこちら。2021年5月8日に発売になった「お笑いドリル」。確かに見た目はドリル風。桃太郎のお話をもとに、ボケやツッコミのコツをつかめる。
だが…

梅島三環子アナウンサー:
でも、これドリルですけど、どこにも答えって書いてないですよね

コトマグ代表 中田敦夫さん:
はい、それはこのドリルの一番の特徴。正解が無いものに向き合うトレーニングを積んでほしくて、答えを用意していない

中田さんによると「お笑いに正解は無い」とのこと。ときには失敗からネタが生まれるだけに、お笑いに答え合わせは不要なのだそう。
理屈はさておき、さっそくお笑いドリルを使ってみた子供たちは…

児童:
桃太郎たちは、ドッグフードを持って鬼が島へ出かけました…犬限定か!

児童:
おじいさんとおばあさんが、桃太郎を持って鬼が島へ出かけました…おじいさん、おばあさん、やめとけ!

児童:
学校のドリルより、絶対こっちの方が面白い。毎日これやってもいい

児童:
自由に想像できるから、そんなに難しくない

子供たちの反応も上々の様子。使い慣れたドリル形式だけに、すぐなじんだようだ。
…となると、気になるのはやはりプロの評価。

仙台のお笑い芸人がドリルでネタづくりに挑戦

そこで、今回も仙台のお笑い芸人さんたちに協力してもらった。お手伝いいただくのはお笑い集団ティーライズ所属の「赤坂けーいち。」さんと、同じく「これかライダー」さんの2人。
もともとはどちらも1人で活動する「ピン芸人」だが、お笑いドリルを使って面白い漫才が作れるのかチャレンジしてもらった。

梅島三環子アナウンサー:
どうです。実際のドリルを見てみて

赤坂けーいちさん。:
楽しそうな絵がいっぱいあるので、楽しくネタが出来そうです

梅島三環子アナウンサー:
いい漫才が出来そうですか?

赤坂けーいちさん。:
がんばります

これかライダーさん:
これかライダー!

おそらく2人はお笑いドリルでネタを作る全国初、いや世界初のお笑い芸人になるわけで、表情は真剣そのもの。

黙々と書き込むこと約15分。ついにネタが完成したようだ。

梅島三環子アナウンサー:
いいもの出来ました?

これかライダーさん:
…そ、そうですね

赤坂けーいちさん。:
そこは自信持てよ、そこは自信持てよ

さあ皆さん、爆笑の準備を…

梅島三環子アナウンサー:
それではショートコント「桃太郎」、どうぞ

赤坂けーいち。&これかライダー:
はいどうも!宜しくお願いします

やっぱり桃太郎と言えばクライマックスですよね

そうだっけ?どんな感じだっけ

桃太郎たちは鬼から取り上げた宝物をリサイクルショップに売りました

売るな、売るな。ちゃんとやって!

桃太郎たちは鬼から取り上げた金棒で家を壊しました

だめだよ!持ってきた金棒で家壊しちゃだめだよ。もう、終わりにしよう、ありがとうございました

梅島三環子アナウンサー:
ありがとうございました。おつかれさまでした。ドリル役に立ちました?

赤坂けーいちさん。:
とても役に立ちました。このネタは僕らがこのドリルを使って書いたネタですからね。すごく役に立ちましたよ

梅島三環子アナウンサー:
このドリルがあったからこそ、この面白いネタが

これかライダーさん:
そうですね。これが無ければ、あのネタはできてません

梅島三環子アナウンサー:
本当ですか?

赤坂けーいちさん。:
僕らも買います、おすすめです(※あくまでも個人の感想です)

正解も不正解もないのが「お笑いドリル」のコンセプト。なにかと息苦しい時代にはこんなやわらかい発想が必要なのかも…。

(仙台放送)

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