集中力と運動神経が試されるゲームにアスリートと芸能人が挑戦。

4月11日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)では、緊張感と爽快感が交差するプレッシャーゲーム企画「イレロ」を3時間SPで放送。

このゲームのルールはたった1つ、的に入れるだけ。各ステージをクリアしていき、賞金をかけて戦っていく。

「チームワーク」でステージクリア!

アスリートチームと芸能人チームが2つに分かれ、トーナメント形式で対決。

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まずは、ラグビー・稲垣啓太選手、元バドミントン選手の潮田玲子さんのアスリートチームAと、A.B.C-Z・塚田僚一さん、ふぉ~ゆ~・辰巳雄大さん、小峠英二さんの芸能人チームAが激突。

最初のステージは「ドライヤーでIRERO」。

ドライヤーでピンポン球を浮かせて、コース上に配置されたリングをくぐらせていく。前半・後半とリレー形式で進み、最後にピンポン球を筒の中に入れればクリア。後半は2つの難関ポイントがあり、難易度がアップ。制限時間は合計3分以内、超えてしまうと失格になる。

芸能人チームからは塚田さん、辰巳さんが挑戦。

塚田さんは「チームワークも大切。僕と辰巳はもともとA.B.C.という一緒のグループで仲良かった」と仲の良さをアピール。真剣な表情で進んでいくが、前半の難所をクリアして油断してしまったのか、ピンポン球を落した後の立て直しに失敗してゴール付近でタイムロス。

「あんな動揺している塚ちゃん初めて見ました!アスリートチームにプレッシャー与えたい」と意気込んだ辰巳さんは、後半の難所も次々とクリアしていく。ピンポン球を落すたびに10秒加わり、合計の最終タイムは3分54秒。

続いてアスリートチームは稲垣選手と長嶋一茂さん。

前半の長嶋さんはかなり時間を使ってしまい、稲垣選手が硬い表情で長嶋さんのプレーを見つめる。長嶋さんはピンポン球が安定せず、上下していたことに「なぜでしょう?」と首をひねった。

長嶋さんが時間を使い果たしたことで、残された時間はたったの40秒。シーズン真っただ中に出演してくれた稲垣選手は「自分にプレッシャーをかけます」と挑むが、時間が迫り、タイムアップ。

このステージは芸能人チームの勝利となった。

“浜田人形”がバラバラに!?

セカンドステージは「水風船をIRERO」。

2人で板を操り、水風船をゴールに入れるゲーム。しかし板の上や側面などに針があり、加えて水風船の動きは予測不能。針に触れ、水風船が破裂すると失格となる。

このステージでは、芸能人チームは塚田・小峠ペアで挑戦。途中までは小刻みに丁寧に動かしていたが、いきなり水風船が動き、針に触れて破裂して失格。

アスリートチームは、先のステージでの失敗を引きずり落ち込む長嶋・潮田ペアで挑戦。潮田さんが司令塔となり、慎重に進めていく。

番組MCの浜田雅功さんから「ゆっくり、ゆっくり、1時間くらいかけていいから!」とアドバイスをもらった瞬間、水風船が筒の中にイン。プレーを見守っていた浜田さんも両手をあげて「素晴らしい!」と大喜び。

このステージはアスリートチームの勝利に。

サードステージは「筒の中に浜田をIRERO」。

5つの筒が積み上げられた巨大なタワーの上に置かれた“浜田人形”を筒の中に落していく。筒の間にはプレートがあり、テーブルクロス引きの要領でプレートを引き抜いて人形を落していく。

浜田さんは「あんな高いところから落とされたらこっちも黙ってられへん。きれいに下に落としてくれないと」と小峠さんにプレッシャーを与える。

芸能人チームのプレーでは、途中、落下の衝撃で“浜田人形”の左手や首が取れてしまうハプニングがあり、浜田さんも無残にバラバラになった人形を見て「気悪いわ、このゲーム!」と言いながらも、筒は倒れることなく最後のプレートへ進む。

しかし、辰巳さんがプレートを引き抜くと筒が重みに耐えきれず、崩れてしまい、最後の最後で失格に。

芸能人チームに勝つためにはパーフェクトを目指さなければならないが、アスリートチームは楽々と芸能人チームが失敗したポイントまで進み、稲垣選手は「こういう修羅場をくぐってきてますから」と冷静にプレートを引き抜き、パーフェクトでクリア。

さらに、手も首も取れることなく、“浜田人形”は立ったままであったため、「こんなきれいな残り方ある?」と浜田さんも感心していた。

イレロのテーマはウレロ?

決勝ステージは「コップにIRERO」。裏返しに並べられた11個のコップにボールをバウンドさせ、最後のコップに入ればクリアするというもの。

勝利して獲得したゴールデンボールの数だけ挑戦できるため、芸能人チームは1回、アスリートチームは3回。先に入れた方が決勝ステージ進出となる。

最初に「ボールをバウンドさせたことがない」とこぼす稲垣選手が挑戦するが失敗。次は1回しかチャンスのない芸能人チームで手を挙げたのは、イレロのテーマは“ウレロ”だと主張する辰巳さん。

しかし、あと一歩のところで失敗してしまい、辰巳さんは「このゲームと将来がちらついた」と頭を抱える。

稲垣選手は連続で失敗してしまい、勝利を決められず、ゲームは「入れた方が勝ち」となるサドンデスに突入。

アスリートチームは稲垣選手に代り、潮田さんが挑戦すると一発でクリアしたことで、“笑わない男”の異名を持つ稲垣選手も思わず笑ってしまった。

那須川選手がミラクルを起こす!

続いては、格闘技・那須川天心選手、元レスリング選手の浜口京子さん、元バレーボール選手の木村沙織さんのアスリートチームBと、DAIGOさん、児嶋一哉さん、峯岸みなみさんの芸能人チームBが激突。

最初のステージ「ドライヤーでIRERO」では、「令和で一番真剣になりました」と言うほど集中力を発揮したDAIGOさんが1回も落すことなく児島さんへ引き渡すが、時間を使い果たしてしまい、失格に。

アスリートチームからは那須川選手と浜口さんが挑戦。那須川さんは独特なドライヤーの持ち方で進み、浜口さんは「このためにトレーニング仕上げてきました」と自信を見せ、難所もクリア。制限時間内にクリアしたアスリートチームの勝利に。

セカンドステージは「磁石をIRERO」。強力磁石を箸でつまんで運び、台の中央にあるグラスに入れるだけ。しかし、グラスの周りには計100個の磁石が行く手を阻み、周りの磁石にくっついたら失格となる。

芸能人チームは峯岸さんとDAIGOさんが挑むが、2人とも失格。アスリートチームは、「身長があるので上から撃ち落とす感じで」と強気の木村さんが挑み、見事クリア。

那須川さんも「瞬発力で行く」という言葉の通り、中央のグラスをめがけて、パンチを繰り出すかのように箸を進め、グラスにイン。このステージでもアスリートチームが勝利した。

サードステージは「コースを作ってIRERO」。ボードの上にある5つの穴からランダムに出てきたボールを30秒以内にボールが落ちないようにコースを作り、下の筒に入れればクリアとなるゲーム。

アスリートチームは浜口さんと那須川さんが挑戦し、見事クリア。浜口さんはあまりのうれしさに、床に手をついて足を上げて喜びを体現。「いろいろな試合をしてきましたけど、初めてこんな喜び方しました」と話す浜口さんに、浜田さんも思わず爆笑。

一方の芸能人チームは、ここまでゴールデンボールの獲得がゼロという前代未聞の結果に。このステージでは1つ獲りたいところだが、児島さんも峯岸さんも失敗してしまう。

DAIGOさんの挑戦では、浜田さんから“2人のサポートもOK”というなさけをもらい、見事にクリアし、ゴールデンボール1つを獲得した。

決勝進出をかけたステージは「コップにIRERO」。ここでは、那須川さんが一発で決めたことで、アスリートチームの決勝進出が決まった。

勝ったのはどっちのアスリートチーム?

決勝に進んだのは、稲垣選手、潮田さんと助っ人の塚田さんのアスリートチームAと那須川選手、浜口さん、木村さんと助っ人のDAIGOさんのアスリートチームB。

決勝ブロック最初のステージは「水風船をIRERO」。決勝では、ゴール付近に全身を針で覆われた「デスボール」が加わり、難易度を上げていた。

まずは、那須川・DAIGOペアが挑戦。わずかな隙間を縫っていく那須川選手のプレーに、浜田さんも他のチームもドキドキが止まらなかったが、ゴール寸前で針に触れてしまい水風船が破裂する。

稲垣・長嶋ペアは先のプレーを見習いながら水風船を進めていき、ゴール寸前に水風船を慎重に立て直して見事にクリア。

セカンドステージは「メジャーでIRERO」。メジャーを伸ばしてボールをすくい、障害物を越えて筒の中に入れればクリアとなるゲーム。

1人目が高さ180センチのフェンスを越えれば成功。2人目は高難度のゾーンをクリアすれば、ゴールデンボール2個をゲットできる。しかし、メジャーからボールが落ちたりすると失格になる。

Aチームでは塚田さんが挑戦。メジャーの角度などを調整しつつ、見事にクリアするが、次の潮田さんが難関コースをクリアできずに失格。

Bチームも木村さんが身長を生かしてクリアするが、次の浜口さんが「私ならできる、やればできる、必ずできる」と言い聞かせ、集中力を高めるも、潮田さんと同じ場所で失敗してしまう。

そして賞金を懸けた最後の戦いは「太鼓を叩いてIRERO」。

太鼓を叩いてポールを飛ばし、額に付けた筒に入ればクリアとなる。ゴールデンボールの数だけ挑戦でき、先に入れた方が勝利。賞金は“イレロ”にかけて106、000円。

Aチームの代表者は稲垣選手、Bチームの代表者は那須川選手。

稲垣選手は一発目で失敗し、那須川選手は「勝負に絶対的な自信がある」と挑むが、太鼓を優しく叩きすぎたせいで、ボールが弾まず、思わず照れ笑い。

次の稲垣選手は力強く叩いて、見事に額の筒にボールがイン。

この勝負はアスリートチームAの優勝で終わった。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)