街並みが大きく変わろうとしているJR長崎駅周辺
長崎市の陸の玄関口、JR長崎駅を中心とした街並みが大きく変わろうとしている。2022年秋の新幹線の暫定開業を見据え、新しい駅ビルやオフィスビル、スタジアムなどの建設が相次いで進められているのだ。
増田潤一郎記者:
今、重機を使って工事が進められている長崎駅周辺です。新しい駅ビルが誕生するなどこれから大きく変わろうとしています。

JR長崎駅の隣には2023年秋に新しい駅ビルが全面開業予定。当初の予定から2年、計画を前倒しした。

JR九州 青柳俊彦社長:
新幹線の部分開業とできるだけ時間を縮めていこうと。コロナ禍からの回復を早めるという意味でも大きく役に立てるのではないか。

日々、変わりゆく街の姿は多くの人の関心を集めている。
会社員:
今がこんな時代なので人々が集まって盛り上がるような、明るい長崎になるようなそんな拠点になってほしい。
大学生:
もう少し食べ物の店がいろいろあってもいいのかなと思う。
会社員:
人が流れる町、流動するというか、これを目指して作られたほうがいいのかな。
会社員:
駐車場をもっと広く、たくさん作ってほしい。
新しい駅ビルは13階建てで、1階から4階、そして5階の一部が買い物を楽しめる商業フロアで駐車場は約1500台分を設ける予定だ。

一方、駅舎の高架下には2022年春のオープンを目指し商業施設を建設中だ。
「長崎らしさ」をコンセプトに特産品などの物販店や飲食店など約50店舗が入る予定になっている。

増田潤一郎記者:
長崎駅から北側に歩いて約5分、長崎市御船蔵町にある敷地には2022年6月に開業予定の新たなオフィスビルの建設が始まっています。

建設するのは福岡などでオフィスビルを手がける「電気ビル」だ。地上7階建てで、外観は港町長崎をイメージしたデザインを予定している。1フロア約270坪の広さを企業の規模に合わせて最大7分割にできる。

一方、このオフィスビルから程近い長崎市幸町では、ジャパネットホールディングスが「長崎スタジアムシティプロジェクト」を進めている。

約2万席のサッカースタジアムや、約5000席のアリーナ、そして商業施設などが設けられ、2022年に着工、2024年に完成予定だ。
ーーあそこにできたら行くと思う?
親子:
仕事終わりに行きますね、平日でも。
会社員:
子供たちが遊べるような施設を作ってほしい。子供がいれば大分明るくなる。
このほか、駅の西側にはコンベンション施設「出島メッセ長崎」が2021年11月のオープンを目指している。
「100年に一度のまちづくり」とも言われる一帯の大型開発。今、長崎駅周辺に人々の熱い視線が注がれている。
(テレビ長崎)