広島でカレーパン専門店がオープン
東京など都市部を中心にブーム到来間近と言われるカレーパン。そんな中、4月3日、広島の県内企業では初となるカレーパン専門店がオープンした。

広島市中区紙屋町にオープンした広島県内企業初のカレーパン専門店、「廣島カレーパン研究所」。15種類のカレーパンが販売されている。

ずらりと並んだカレーパン。これまで見たことのないものもたくさんあり、お客さんも選ぶのが大変だ。


お客さん:
今日オープンと聞いて、ちょうど通りかかったので行ってみようと思って…
お客さん:
珍しいと思いましたし、元々パン屋さんだったので、何になるのかと思っていたらカレーパンになって、カレーも好きなので取り敢えず、4点セット1000円を買ってみました
出店したのは安佐北区に本社のあるビッグセット。社長の大瀬戸さんはこれまで地元のパン屋として数々のビジネスを成功させてきた。
25年前には、広島市内中心部で県内初の100円パンの店を出店。

2015年からは宮島限定で1日、最大2500個売り上げた牡蠣カレーパンを販売するなど多くのビジネスを仕掛けてきたアイデアマンだ。

その大瀬戸さんが今回、仕掛けたのが県内初のカレーパン専門店。
ーーなぜ今カレーパン専門店?
ビッグセット 大瀬戸尚社長:
私がカレーパンが大好きということもあるが、大体、どこのパン屋でもカレーパンは人気のベスト3に入ってくる。日本発祥のパンでもあって独自でどんどん進化しているので、その魅力を伝えたいと思って…

オープン前日。工場で作られていたのは、ロースカツが1枚入った「まるごとロースカツカレーパン」。
ビッグセット 大瀬戸尚社長:
これはうちにしかないと思うが、焼きカレーになる。生地の中にロースカツをまるごと一枚包みこんで白くふんわり焼き上げた焼カレーパンです
オーブンで焼き上げるため、カツの旨味が際立つ。隠し味は企業秘密だが、カツサンドに使うロースカツが、丸ごと入った一品だ。

カレーパンだけの専門店、具材以外にも様々な工夫がある。パン生地は6種類。揚げるためのパン粉もパンごとに引き方を変えて食感を変える工夫がされている。
カレーの種類は8種類。スパイスの配合を変えることで、さらにカレーの種類を増やすことが可能だ。
こちらは、イタリア産ホエー豚の角煮が入ったカレーパン。具材の味が引き立つようにパン生地にはココアパウダーが練りこまれている。

こちらは牛タンのカレーパン。生地の表面に赤く見えるのは紅ショウガ。隠し味として大阪の串揚げからヒントをもらった。アイデアマンの社長ならではの工夫が随所に見られる。

ビッグセット 大瀬戸尚社長:
研究所と言う名前を使っているので、最後の最後で、8割、9割完成していても、何かもう一個足したいなというのでスパイスをすごく勉強しました。生地と中のカレーのスパイス、メインの食材、周りのコロモの4種類を全部掛け合わせて、こだわりのある個性豊かなカレーパンを開発しました

広島初のカレーパン専門店。いよいよ開店。パンは全て店内で揚げる、焼くの最終工程を行う。出来立てのカレーパンを求めて初日からお客さんが詰めかける。
お客さん:
見たことのないパンがたくさんあったので、取り敢えずお薦めのセットを買いました。
広島初のカレーパン専門店。広島に新しい食文化が誕生するのか。
アイディア社長の挑戦がはじまった。
(テレビ新広島)