高知県いの町で開かれた写真コンテスト。見事大賞を受賞したのは、「笑顔100%」の写真だった。
躍動感あふれる「笑顔100%」の写真
水しぶきを上げてジャーンプ! 仁淀川で撮影された躍動感あふれる一枚、タイトルは「笑顔100%!」。

いの町主催のフォトコンテスト「コロナに負けない!私の元気自慢」で、424点の中から見事、大賞に選ばれた。
いの町ほけん福祉課 フォトコンテスト担当・宮脇美智さん:
「この写真気になるね」、「子どもさんの笑顔がすてきだ」という意見があった。元気100%というのが、まさにその通り。現場に行ってみたい

大賞の知らせに「心の底から喜んだ」
こんなすてきな写真が撮れるところにぜひ行ってみたいということで、撮影された清流・仁淀川へ。写真が撮影されたのは、いの町下八川の仁淀川。
写真のモデル、3歳の山崎結都ちゃんに来てもらった。

結都ちゃんは川遊びが大好き。夏になると、毎週のように仁淀川で遊ぶという。
この日も、兄やいとこたちに負けじとジャンプ!
結都ちゃんの父・充さん:
離してもかまん?
結都ちゃん:
だめ…、おっけー
結都ちゃんの父・充さん:
せーの、ジャーンプ!

結都ちゃん:
もう一回行ってくる
コンテストに応募したのは、母・水南実(みなみ)さん。2020年8月に友人が撮影した写真の中から、このベストショットを見つけた。

ーー大賞の知らせを聞いた時は?
結都ちゃんの母・水南実さん:
正直びっくりしました。自分の中でも気に入っていた写真なので、心の底から喜んだ

「子どもの顔を見たら疲れが吹っ飛ぶ」
でもかなり高く飛んでいるよう。どうやって撮影したのか?
結都ちゃんの母・水南実さん:
ちょうど娘を抱っこした状態で川の中で投げて、娘がちょうどいいポーズで、笑顔で上がってるところ

父・充さんに再現してもらうと…

結都ちゃんの父・充さん:
あの日は延々投げていました。10回、20回は投げちゅう。よく子どもの顔を見たら疲れが吹っ飛ぶというけど、まさしくそれ

下八川生まれの父・充さんと、ここから少し上流の上八川生まれの母・水南美さんは、子どものころから仁淀川に親しんできた。
2020年の夏は、コロナ禍で県外へ行くことができなかった一方、身近にあった仁淀川の素晴らしさを再確認したようだった。
結都ちゃんの父・充さん:
今、コロナの関係で遊びに行けんけど、こうやって自然で遊べるのがうれしい。自分らも、生まれも育ちもここなので、自分らがやりよったことを子どもらが続けてやってくれているのがうれしい

「仁淀ブルー」という言葉に象徴される清流は、今も昔も元気な子どもたちを育んでいる。
(高知さんさんテレビ)