9歳女児の“天気のにおい”の感性が素敵

毎日、変わっていく天気。

そんな天気に皆さんは、においを感じているだろうか。雨の日と晴れの日で違うという人もいれば、全くにおいがしないという人もいるだろう。

この“天気のにおい”について今、9歳女の子が書いた文章が話題になっている。

「友達に話したら『は?頭おかしいじゃ?』って言われたらしいけど、私は、なんて素敵な娘なんだと思ったよ!!」とのコメントを投稿した、さよえ(@Girrafe24)さん。

そしてこの投稿に添えられていたのが、娘のさきちゃん(9歳・小学3年生)が毎日の自主学習ノートに書いているという文章の画像だ。

提供:さよえさん
この記事の画像(8枚)

わたしの感じる天気のにおい。

晴れ
・空気がおいしく感じる
・すっきりとした軽いにおい


・きりさめ:水が土にしみて安心するようなにおい
・どしゃぶり:どっしりくるようなしぜんの香り

くもり
・雨の前のくもり:鼻をつきぬけるような、さびしげなにおい。
・晴れとにてるけと晴より軽いにおい

好き天気
しとしとふる雨

晴れの「すっきりとした軽いにおい」をはじめ、霧雨の「水が土にしみて安心するようなにおい」、くもりの「鼻をつきぬけるような、さびしげなにおい」など、感性豊かに天気のにおいを言い表している。

この小学3年生が書いた素敵な表現に、Twitterユーザーからは「友達の反応なんて気にすることないですよ、素晴らしい感性、そのまま育ってほしいです」「嗅覚もすごいけど、文学的表現も素晴らしい。凄いよ!」「匂いの表現が豊かで素敵ですね」などとコメントが寄せられ、11万2000いいねが集まっている。(3月9日時点)

確かに9歳の女の子とは思えないくらいの感性と、その表現が魅力的だ。では、この表現力をどうやって身に付けたのだろうか? まずは母親のさよえさんに、普段のさきちゃんについて聞いた。

趣味は読書、知らない言葉を覚えるのも好き

ーー初めてこの文章を見たとき、どう思った?

色々なものを書いたり話したりするのは日常なので、特別に何か思ったりはしませんでした。


ーー表現の仕方は、偉人の本など何かに影響されているの?

特に伝記を話題に挙げて会話をした記憶はございません。

夫も私も自然が好きなので、生まれる前から「自然を感じられる子供になるように」と願っていました。娘は夫に連れられて、近所の川によく釣りに行きます。他にも季節の変わり目に散歩に連れ出たり、キャンプに行ったりと東京に住みながらも自然の中で遊ぶ機会を多く持ちたいと思って生活しています!


ーーどうやって表現力を身に付けたの?

幼い頃からの読み聞かせ程度です。ごっこ遊びがとにかく大好きだったので、〇〇ごっこにひたすら付き合って会話をしました。

なので特別なことはしていません。文字も本人が書き方を聞いてくる時以外は、小学校入学まで教えたりしていませんでした。


ーーさきちゃんは普段どのようなお子さんなの?

性格は、周りをよく見ている。妄想癖でいつも「もし〜だったら〜」など考えいるそうです。

趣味は読書(探偵や怪盗ものが好き。漫画も好き。今はONE PIECE3周目です)。休みの日は、父と釣りに行きます。知らない言葉を覚えるのも好きです。

さきちゃん(提供:さよえさん)

ーー気に入っている作品を教えて

1年生の時に書いた作品(『あさになったから』と『いちごのおひめさま』)を2人で本にしていて、それをたまに見返します。

 ※『あさになったから』には、「いちばんぼしが かがやきはじめたころにねて また、あさひがのぼって あさがくるの」などと綴られている)

作品集(提供:さよえさん)
さきちゃんの作品(提供:さよえさん)

ーーさきちゃんに驚かされたエピソードはある?

2年生の冬に百人一首を百首覚えたことです。


ーー今後どのように成長してほしい?

小さな日常から幸せや喜びを見出せる女性になってほしいです。

短歌(提供:さよえさん)

さきちゃん「気持ちを理解してくれる人がいて嬉しかった」

そしてやはり気になるのは、さきちゃんが”天気のにおい”をどのような時に書いたのかということだろう。さよえさんを通じて、さきちゃんにも話を聞いた。


ーー天気のにおいはどういう時に書いたの?

普段生活していると言葉が頭に浮かびます、そんな言葉を繋いでつくりました。

自主学習をしているさきちゃん(提供:さよえさん)

ーーなぜ”しとしとふる雨”が好きなの?

しとしとふる雨は、静かだからです。


ーー話題になっているけど、どう思う?

思ってもみなかったです。気持ちを理解してくれる人がいて嬉しかった。


なお、さきちゃんは友達に「おかしい」と言われてから、ほとんど誰にも作品について話していなかったそうだ。しかし、さよえさんが投稿して大きな反響があったことから、3月3日の自主学習ではTwitterのおかげで、世界は広いと実感した様子を綴っている。

きのうのページをお母さんがかってにツイッターにあげました。
すると、たくさんの人がいいね!やコメントをくれました

(Twitterユーザーからの反響を印刷して添付)

もう。だれかに何を言われても、気にせず、好きな事をしたいと思います。
2万人くらいの人がいいねをくれました。
わたしがしお1つぶだとすると世界はカーペットくらいだと思いました。

話題になり「世界は広いと感じた」自主学習ノート(提供:さよえさん)

「私が塩1粒だとすると世界はカーペットくらい」とこれまた独特の表現で反響の感想を綴っていた。豊かな感性と表現力のさきちゃんが生み出す新たな作品が今後も楽しみだ。
 

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