子どもは予測できない行動をし、時には物を壊してしまうこともあるだろう。
そんな時に嘆くのではなく、新たな芸術に仕上げる方法がTwitterに投稿され、話題になっている。
それがこちら。
我が家の歴史ミュージアム
作品第一号のご紹介です。
息子が2人いるという高桑弘基さんが、このコメントと共に投稿した画像には、白色に金色でデザインが施された額縁に収められ「No.001 ZUTSUKI」とタイトルがつけられた作品。
木に開けられた“穴”のように見えるが、豪華な額縁とタイトルプレートで、前衛的な芸術品に見えなくもない。
実はこちらの作品、本当に家の扉に開けられた“穴”。
1歳半になる高桑弘基さんの次男が、タイトル通り“頭突き”で開けてしまった穴なのだという。
扉の引きの画像をみると、確かに穴が開いているのは小さい子どもの頭があたりそうな位置かもしれない。
「レベルの高い作品」「おしゃれ!」といった反響がある投稿だが、なぜ開けられた穴をアートに仕上げたのだろうか?そして、頭突きで穴を開けるというなかなかワイルドな次男はどういったお子さんなのだろうか?
投稿者の高桑弘基さんに話を聞いた。
走り回ってる時に、不意に転倒
ーーアートの始まりである、穴が開いてしまった経緯を教えて。
この穴は次男が扉の辺りを走り回ってる時に、不意に転倒して開いたものになります。穴を開けた時の次男の反応ですが、泣く事なくただ呆然と座り込んでました。
ーー穴を発見した時、どう思った?
まず何よりビックリしました。一歳半の次男の頭で、穴が開いてしまうとは思ってもいなかったので…
ーーアート制作者の次男はどういった子?
次男の性格は非常に活発で、いつもお兄ちゃんの後ろに付いて元気に遊び回ってます。力が強いとかは無いと思いますが、頭突きの際に怪我はなく、軽いたんこぶくらいで済んでいるので石頭なのかなとは思います。
「思い出になればいいな」でアート化
ーーなぜ、開いてしまった穴を作品にしようと思ったの?
当初穴のあいた扉を交換しようと思ったんですが、子供達が大きくなった時に思い出になればいいなと思い、額縁に入れる事にしました。
ーーアート作品にしたその方法は?
額縁は100円ショップで買いました。大きさは縦横約12センチ。作品に仕上げるのは額縁を接着剤で止め、タイトルをネットで頼んで付けただけなので、そんなに時間はかかりませんでした。
こだわりの部分は、額縁を穴のサイズに合わせた所、タイトルです。私が思っていた以上に高級感のある出来になり、自分でも驚いてます。
ーーこの作品は今後どうしていく予定?
これは子供が大きくなってから笑い話にも出来るので、保存しておきます。
ーー次回作はどういった物を制作したい?
次回も穴が開いた場合は制作したいとは思いますが、なるべく穴は開けてほしくないというのが本音です。
かなりの勢いで扉に突っ込んだと思われ、大きなケガがなくよかったが、このアート作品には、家族で「とてもおもしろいし、子供たちの思い出にもなるね」と話しているという。
壊れたものを修理するのではなく、思い出として残すことになった今回のアート作品。次男が成長した時にこの作品を見てどう思うのかが、今からとても楽しみである。
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