子どもの習い事もいろいろな形がある。特に共働き家庭の場合、親が帰宅するまでの時間を子どもにどう過ごさせるのかは悩みの種だ。

「お迎えシスター」はバイリンガルの先生が子どもを迎えに行き、帰宅後には自宅で英語を教えてくれるサービスだ。

この記事の画像(5枚)

株式会社Selanの代表取締役、樋口亜希さんは「家庭という小さなコミュニティの中にインスピレーションをもたらす第三者が入ることは世界観を広げる。自分の原体験に基づき、子どもたちに体験してもらえるようになったらいいなと思いました」ときっかけを明かす。

樋口さんの母親は中国人ジャーナリスト。両親は仕事で忙しく、保育園に迎えに来たのは、母親が雇った外国人留学生だった。

アメリカ、トルコ、マレーシアなどいろいろな国の人と過ごす中で、世界へと目を向けるようになったという。

“お姉さん”のような存在

その経験を生かして6年前に始めたのが、子どもの送迎と英語教育を合わせた「お迎えシスター」。5歳から15歳の子どもが対象で、研修を受けたバイリンガルの大学生が講師を務める。

英語を使ってゲームやピアノで遊んだり、海外で今起きていることなどを学ぶことができる。大学生は特別な研修を受け、Selanが独自に開発した教材を使って子どもの英語レベルに合わせた「学び」を提供する。

「お迎えシスター」を利用している女性は、「毎回違う国について学べたり、“お姉さん”が遊びに来てくれている感じです」と話した。

樋口さんは「生涯、学習者でいられるような子どもたちを育てたいと思っています。子どもの世界観を広げる、いいコミュニティの場を作っていきたい」と語った。

お迎えシスター
https://omsister.com/

「フューチャーランナーズ~17の未来~」
フジテレビ 毎週水曜日22:54~23:00放送中(関東ローカル)
BSフジ 毎週土曜日 21:55~22:00放送中
■動画はこちらから
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/archive_116.html
■過去の動画一覧はこちら
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/archive.html

SDGs

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/sdgs.html