巣ごもりで急増「手作りバレンタイン」のコツ伝授
2021年のバレンタインの傾向は「巣ごもり」。家で過ごす「イエナカ派」が倍増し、楽しみ方も進化している。
名古屋・栄のロフト、2021年のテーマは「手作りバレンタイン」。

特設コーナーでは手軽にお菓子が作れるスイーツ家電や、お菓子の手作りキットを30種類も販売している。

リポート:
こちらはチョコレートバーですね。全ての材料と、それからラッピングまで付いているんです

売り場担当者:
今年(2021年)はコロナ禍ということで、学校や職場で手作りバレンタインを配るのが難しいと思います。おうち時間というものが増えていると思いますので、今までバレンタインチョコを作ったことがない方でも、お家で楽しんでいただけたらうれしいなと思います
2021年の傾向はズバリ「巣ごもりバレンタイン」。人気No.1は「おうちで手作りキット」シリーズ。

製菓キットのメーカーが2020年11月、巣ごもり需要を見込んで1000円以下で発売したところ大ヒット。

キットにはバターと卵、牛乳以外のすべての材料が入っていて、混ぜ合わせて焼くだけ。

レシピは小さな子供と親子で作れるように考えられていて、約40分で出来上がり。

コロナ禍のバレンタイン、皆さんの過ごし方はいつもと違うようで。
女性A:
(催事を)一応見にも行きたいんですけど、やっぱり人が結構集まってくるので、手作りのほうがいいかな
女性B:
ネットで買えるならネットの方がいいかな。混雑しているところには行きたくないかな
女性C:
今年(2021年)はもう友達の家で、3人くらいでお互い作って食べるという風に。一緒に作って一緒に食べて終わり
チョコレートの明治が10代~20代の女性を調べたところ、手作り派が75.7%、おうちでパーティーをしたいというイエナカ派は54.4%と、2020年から倍増していることがわかった。

またロッテはホームページで「HOME Valentine」と題し、「ガーナ」チョコを使った「フォンダンショコラ」や「チョコレートチュロス」など、おうちレシピを紹介している。
一方、2021年の2月14日は日曜日ということで…。
料理研究家の長田さん:
おうちで楽しめるバレンタインレシピということで、チョコレートフォンデュとバナナチョコレートを作りたいと思います
料理研究家・長田絢さんに、板チョコを使った家族で楽しむバレンタインのレシピを教えてもらった。
作るのはチョコレートフォンデュ。板チョコと牛乳、そしてイチゴやキウイ、ビスケットやマシュマロなどお好みの食材を用意する。

板チョコを細かく刻み、弱火にかけるのだが、ここでポイントが。

長田さん:
牛乳を入れることによって、チョコレートが固まりにくくなりますので、柔らかくなってフルーツとも絡みやすいですね

約15分で完成。

ドライフルーツなどにチョコを絡めて固めればギフトにも。

続いては、お祭りの屋台でもおなじみのチョコバナナ。

バナナを半分に切り、串に刺す。ここでのポイントは、バナナは固めのものを選ぶこと。

長田さん:
チョコバナナの場合は、熟しすぎていないほうが作りやすいので、できれば買ってきたばかりの黄色い状態のバナナを使いますね
刻んだ板チョコを湯せんで溶かし、冷やしたバナナにコーティング。

お好みのトッピングをふりかけて、さらに冷やして固めれば出来上がり。家の中でもちょっとしたお祭り気分に。

長田さん:
今年は日曜日ということもありますので、朝でも昼でも夜でも、家族で時間のある時に食卓を囲みながら「今日はバレンタインだね」って言いながら、チョコレート料理を楽しんでもらえたらなと思います
(東海テレビ)