特集はオリンピック種目にも選ばれた「ブレイクダンス」です。チョッパーさんと教え子の皆さんに来ていただきました。よろしくお願いします。チョッパーさんのプロフィールです。チョッパーさんは、長野市出身のプロダンサー。国内外の大会で活躍したほか、3代目 J SOUL BROTHERSなどのアーティストの振り付けやバックダンサーも担当しました。指導者としても活動しまして、去年、地元に戻り、長野にブレイクダンスを広めるべくスタジオを開設しました。
それではチョッパーさんに伺っていきます。
アナウンサー:
「ブレイクダンスとはどういうものですか?」
プロダンサーCHOPPA→さん:
「体を使って回ったり、飛んだり跳ねたりする派手なダンスとなっています」
アナウンサー:
「オリンピック種目にもなったんですよね?」
プロダンサーCHOPPA→さん:
「2024年のパリオリンピックで、追加種目として正式に決定しました」
今、注目が高まっているブレイクダンス。
そんなCHOPPA→さんと教え子の皆さんのダンスの様子をまとめました。
プロダンサーCHOPPA→さん:
「頑張っていきましょう」
教え子:
「はーい!よろしくお願いします」
チョッパーさんは去年春、長野に戻りスタジオを借りてレッスンをしています。このレッスンでは園児から中学生が教え子ですが、自身がブレイクダンスを本格的に始めたのは、東京の大学に入ってからでした。
プロダンサーCHOPPA→さん:
「テレビ番組でナインティナインの岡村さんが『ウィンドミル』という技をやっていて、それを見て『やりたい!』と思って始めようとしたんだけど、長野にその環境がなかったので、大学に入ってダンスサークルでやっと始められた。(大会では)自分のスタイルを『レぺゼン(象徴)』して、自分のスタイルをそのまま踊って優勝できた時はすごくうれしい」
その後、国際大会などでダンスの腕を磨き、プロのダンサー、振付師となりました。かつてのチョッパーさんと同じようにかっこよさに憧れて、子どもたちがスタジオに集まっています。
飯綱町から通う小学6年生・上野燈さんもその一人。運動会の演目にダンスがあり、指導に来たCHOPPA→さんのダンスを「生」で見たことが契機となりました。
上野燈さん:
「CHOPPA→先生のブレイクダンスを見て、とてもかっこいいと思ったことから、ブレイクダンスを始めるきっかけとなった。結構きついダンスもあるけど、それで最後にスカッとなれるところが魅力」
CHOPPA→さんの動きを見て技を覚えていきます。
プロダンサーCHOPPA→さん:
「おお、いいね!」
始めてまだ2カ月ですが、この上達ぶり。かなり練習しているようです。
燈さんの自宅を訪ねました。通されたのは…「座敷」です。畳の上に敷かれているのは、ホームセンターで買ってきたマット。
「姿見」で動きをチェックします。燈さんは、この「特設練習場」で毎日、課題に取り組んでいます。
上野燈さん:
「スピードを上げてやるところが特に難しい」
音楽好きの両親の影響もあって、燈さんは小さいころからバレエやベリーダンスを習ってきましたが…。
母・紀江さん:
「家で一人で鏡に向かって練習って、ベリーダンスの時はほぼなかった」
父・猛司さん:
「ゼロだよゼロ。皆無」
上野燈さん:
「初めてこんなに没頭できるもの(ができた)。練習しないと次のステップに進めないことに気づけて、たくさん練習するようになった」
愛犬・雪男の散歩中も…。
父・猛司さん:
「子どもがとっても積極的になりましたよね。自分が好きなものに向かって突き進むというのを自分で探していってもらえればいいので、それのきっかけになってくれたらとてもありがたいこと」
切磋琢磨する子どもたち。上達すれば大会への出場もあり、オリンピック出場も不可能ではありません。
上野燈さん:
「いつも楽しく踊れるようなダンサーになりたい。うまくなったら(オリンピックに)出てみたい」
CHOPPA→さん:
「このスタジオからスターを出したい。オリンピック選手しかりアーティストでも良い。1人絶対、スターを輩出するまでがんばりたい」