「桃鉄」が2カ月で累計200万本の大ヒット
おうちで過ごす時間が増える中、今あるゲームが大ヒットしている。
ゲーム画面:
「グエッヘッヘ!4億9980万円を捨ててやるぞ!よろこべ!」
横山ルリカ リポーター:
やめて~うわぁ!ええっ~!5億円捨てられますよ。ボンビーホントにやだ!

2020年11月に発売されたニンテンドースイッチ専用ソフト「桃鉄」こと「桃太郎電鉄~昭和平成令和も定番!~」6300円(税抜き)。

発売から、約2カ月で累計200万本を突破するほど大人気となっている。

1988年に第一作が発売され、通算23作目となる大人気シリーズの最新作だが…
コナミデジタルエンタテインメント PR担当・平塚咲子さん:
時代の流れに合わせてオンラインプレーを重視しまして令和ならではの高輪ゲートウェイ駅ですとか、マップとか物件も過去最高に強化しておりまして功を奏したと思っております

SNSを見てみると“桃鉄ハマりすぎて寝不足”“桃鉄楽しすぎて毎日徹夜”などたくさんの投稿があった。

なぜ今、多くの人がハマっているのか?
女性A:
ほとんど一年間どこにも行くことがなかったんで、この桃鉄通して子供たちも日本を知るきっかけになります
男性A:
このコロナ禍でプチ旅行的な感じで、すごい満喫していますね
コロナ禍の今だからこそ桃鉄がヒットする要素がたくさんあった。

「桃鉄」はどんなゲーム?
めざましテレビでは「2カ月で200万本超え 桃鉄 なぜみんなハマる?」のか調査してみた。
そもそもどんなゲームなのかやってみると…
横山ルリカ リポーター:
サイコロはいっ
桃鉄は1人から4人で遊べるサイコロを振って進む“すごろく”のようなゲーム。

目的地を目指しながら全国の物件を買うなどして最終的に一番お金持ちになった人が勝ち。

ゲームの中での人気キャラクターが…
横山ルリカ リポーター:
あ~これはボンビーですよね。比較的イラストがポップな感じになっていますね
プレイヤーにとりついて勝手に物件を売るなどの邪魔をしてくる悪名高い貧乏神の「ボンビー」。
最新作は貧乏神が今風のデザインに変わっている。

見た目だけではなく…
横山ルリカ リポーター:
セルカ棒(=スマホの自撮り棒)使っている。イマドキっぽいですけどボンビーに取りつかれている身としてはスゴい腹立ちますね
しぐさまで令和仕様になっていた。

最新作は令和時代を反映
親子でハマっているという藤田さんファミリーのゲームの様子を見てみると…
子供A:
ギャー
キングボンビーの登場に家族で大盛り上がりだった。

そんな藤田さん達に桃鉄の魅力を聞いてみると…
母親:
私も昔からやっていましたが、原宿イコールクレープみたいなところもあったけど、今はタピオカ屋がすごいのでそれが反映されていて…
最新作はゲーム内に令和時代を反映。

千駄ヶ谷駅に到着。なんと完成したばかりの新国立競技場が1490億円で売られていた!

その他にも700億円のラグビー場もあり、購入するとワールドカップが開催された時には臨時収入をゲットできるなど、近年盛り上がった国際的なイベントがゲームに反映されているのも魅力の一つなのだとか。

大人がオンラインで白熱バトル
さらにコロナ禍の今、こんな楽しみ方をしている大人たちも…
男性B:
オンラインで桃鉄やろうよとか
男性C:
オンラインがスゴいですね
令和の桃鉄はオンラインで対戦可能。

さらに…
男性D:
LINEとかzoomとかでみんなでワイワイやりながら桃鉄を3時間くらいやるっていうのが今楽しくてしょうがないですね
リモートで話しながらオンライン対戦をすれば、より楽しめるそう。

そこでオンライン対戦の様子をウォッチしてみることに…
右のモニターがゲーム画面、左のモニターがビデオ通話の画面となっていて、こうすれば相手の顔を見て会話しながら桃鉄を楽しめる仕組み。

男性D:
伊勢神宮この辺の近くでしょ?
男性E:
ホント?俺、伊勢神宮3回行っているよ。意外にオシャレなカフェとか多かった
ゲームを通して自然と観光地の思い出話がよみがえる。

男性D:
行きたいなと思う所とかいっぱいあるんで、コロナが落ち着いたらそのうち巡ってみたいなと思いますよね。ホントに今だから桃鉄は楽しいと思いますよ。ずっと家にいるわけですからね。

プレイを見ているだけでも楽しい
さらにこんな女性も…
女性B:
会社のメンバーの1人がzoom繋いで桃鉄やりましょうってところで、私が桃鉄を持っていなかったので、ほっこりした動画をみているみたいな感じで楽しんでいました
この女性、桃鉄をしないでただ仲間のプレイを見ているだけだという。

女性B:
もともと旅が好きで知っている地名とか駅を見るだけで旅を思い出す感じもしますし プレーしているみんなにそこの思い出とかを話していました
旅行気分を味わうことができるので、ゲームをせずに対戦を見ているだけでも楽しめるという桃鉄。

YouTubeにはたくさんのゲーム動画が投稿され、総再生回数は1億2800万回超えている。

お金の勉強もできる「桃鉄」
さらに子供たちの間ではこんな楽しみ方があるそうで…
子供B:
物件買えるところ
親B:
いつも物件買うときどこ見て選んでるんやっけ?

子供B:
この確率。これはお金がもらえる数値。多い方がもらいやすい
子供ながらに収益率を見るなど、お金の勉強ができるのも魅力の一つなのだそうだ。

めざましテレビのスタジオでも…
横山ルリカ リポーター:
このように桃鉄、大人気なんですが、生田アナウンサーも桃鉄を持っていらっしゃるんですよね?
生田竜聖アナウンサー:
そうなんです。小学生の頃から桃鉄やっていまして、日本の地理は桃鉄で覚えたと言っても過言ではないくらいお世話になっているんですけど(笑)オンラインというのが画期的で、昔は友達の家に集まってしかできなかった桃鉄(の対戦)を家に居ながらできるというのが、今の時代にピッタリですね
(「めざましテレビ」1月20日放送分より)