withコロナの時代に、その存在について見直されているのが自動販売機。
広島県内で活躍する最新の「自動販売機事情」や、驚きのレア商品も紹介する。

自販機に当たりくじも!?

コロナ禍で活躍する自動販売機。まずは、地元愛あふれるスイーツから。

プライムオンライン 矢野寛樹記者:
中に入ってみると、ありますよここに…。「もみじ饅頭」の自動販売機。種類がいっぱいあって…

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広島市安佐南区、新交通システム「アストラムライン」中筋駅にある紅葉堂の「冷た~い もみじ饅頭」の自動販売機。
宮島の1号機を皮切りに、現在、県内に17台が設置されている。
この自動販売機には、実は、深~い郷土愛があった。

紅葉堂 竹内社基浩長:
箱入りが10個入りからということもあるので、なかなか手軽なサイズというのが、日常で使うというのがなかったものですから、クラブ帰りの学生さんとか、お仕事忙しい方が車に乗る前にちょっと買っていただいて、コーヒーなんかと一緒に飲んで頂くというのが一番うれしいですね

さらに、この自動販売機、遊び心も満載。

ランダムに入った「当たりくじ」は、緑はお店で「揚げもみじ」1個をプレゼント。
赤だと「揚げもみじ」プラス、5個入りドーナッツがもらえる。
また、緑が3枚で赤と同じサービスが受けられるという仕組み。
「パッケージがかわいい」と評判のアストラムライングッズも!

紅葉堂 竹内社基浩長:
もみじ饅頭の自販機の中の1つのコーナーで、アストラムラインのグッズ、エコバッグとぬいぐるみを販売している

アストラムラインオリジナルのエコバックと、マニアに人気の今年導入した最新型車両のぬいぐるみが販売されている。

中身は全て自社制作の製品…ご当地も

続いては、広島市東区にあるカレー専門店「アイガケカレー」の自動販売機。
それにしても、見たことのないカレーばかり…。ここで驚きの事実が!

プライムオンライン 矢野寛樹記者:
これが全て自社製品?

オフィスシン営業部 田村浩太店長:
そうですね。弊社が取り扱っているカレーになっています

プライムオンライン 矢野寛樹記者:
開発されたということ?何種類くらいある?

オフィスシン営業部 田村浩太店長:
そうですね。だいたい、100種類くらいはやってると思います

全国の企業などから頼まれて作った「ご当地カレー」など、その数なんと100種類以上。
見たことのないカレーがある理由がわかった。

オフィスシン営業部 田村浩太店長:
「博多めんたいこカレー」でしたら博多・九州しか売っていませんし、「柳川」なんかも福岡しか売っていませんし、「はとバスカレー」もそうですね、東京にしか…

プライムオンライン 矢野寛樹記者:
この「はとバスカレー」は東京でしか売ってない?

オフィスシン営業部 田村浩太店長:
東京でしか売ってないはずです

カレー屋さんの自動販売機は、カレーファンにはたまらないレア商品であふれている。
利用客に、声をかけてみた。

利用客:
(何を買った?)「うなぎカレー」を(笑)

プライムオンライン 矢野寛樹記者:
カレー好きですか?

利用客:
カレー好きです。きょうはウナギで、次は何にしようかと…。見てました

さらに、この自動販売機には自社製品ならではのサービスがあった。

オフィスシン営業部 田村浩太店長:
箱がつぶれたりとか賞味期限が短かったりというのを、ここに全部入れさせてもらって、ちょっとお値段を安く設定させてもらっています

出荷に差し障りのある自社商品を、20~50%の値引き価格で販売。
カレー専門店の自動販売機は、「カレー愛」と「エコ」にあふれた自動販売機だった。

見かけなくなった瓶の自販機

時代の変化で、現役を退く自動販売機もある。

プライムオンライン 矢野寛樹記者:
この自動販売機ですよ。まぁ~懐かしい!生まれて初めて使った自動販売機がこれでした

広島市安芸区にある、「野村文具店」の瓶ジュースの自動販売機。
店が創業した42年前から設置され、これが2代目。
現在、キリンレモンの瓶の販売機としては、県内に1台しかない貴重な一品。

どう使うのか分からない人もいるそうだが、お金を入れると…

プライムオンライン 矢野寛樹記者:
ガチャっといってロックが解除されて…。出てくる

県外からわざわざ訪れるマニアもいる貴重な自動販売機だが、この12月で営業を終了することになった。
営業終了の理由を問い合わせてみた。

キリンビバックス営業企画部 山根賢二部長:
ご愛顧いただいているお客さまもいらっしゃるため、誠に残念なのですが。(瓶の商品の)販売数量減少のため、やむを得ず(瓶の商品を)販売終了といたしました。2020年12月末をもって(瓶の商品は)終売となります

瓶の製造中止とともに、この自動販売機も引退する。

窯が中に入っている自販機も…

最後にご紹介するのは、広島市中区に登場した国産初の「ピザ」の自動販売機。
クリスマスカラーで彩られた存在感抜群の自動販売機は、広島市の機械メーカーが3年以上の時間をかけて開発した。

プライムオンライン 矢野寛樹記者:
一番苦労したところは?

ディーエルベング 伊藤啓太社長:
われわれとしてはピザ屋に負けないようにしたいので、焼き加減。
ピザの焼き加減をどういうふうに調整するかというところを、何秒焼くのか?何度で焼くのか?というところにこだわりました。例えば、モッツァレラチーズだと焼き時間が長くなったりだとか、本当に微調整でここまで来たというところです

値段は、1枚1000円。
機械の中に取り付けた専用の窯で焼き上げる。
余熱が必要な場合とない場合で時間は違うが、3~7分の間で完成する。

販売されるピザは、「ナポリ風ミックスピザ」と「4種類のチーズピザ」の2種類。
焼き方も「ふつう」と、焼き目を際立たせた「しっかり」の2通りから選べる。

プライムオンライン 矢野寛樹記者:
焼き上がりをご覧になっていかがですか?

利用者:
とってもおいしそうで、普段お店のピザ専門店で食べるものとあまり変わらないんじゃないかという出来栄えで、びっくりしました

広島の企業が開発した国産初のピザの自動販売機。
全国展開する日も近いかもしれない。

(テレビ新広島)