過去最低の支持率

文在寅大統領の支持率が37.4%と急降下し過去最低となる一方、不支持率は57.3%と過去最高となりました。12月3日に公表された世論調査によるもので、文大統領を支える与党の支持率も野党に逆転され、足下も揺らぎつつあります。背景にあるのは文在寅政権と検察の対立です。大統領周辺のスキャンダルについて捜査を推し進める検察に対し、文在寅政権が検察トップの職務を停止する強攻策に出たため、国民に「やりすぎ」と受け止められたのが原因と見られます。検察改革を悲願とする文大統領ですが、職務停止命令の是非は法廷闘争になっていて、政権への逆風はしばらく続きそうです。(ソウル支局長 渡邊)

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中国と韓国のキムチバトル

中国と韓国の間で、キムチをめぐって熱いバトルが勃発しました。中国四川省の伝統的な漬物、「パオツァイ」。韓国のキムチとは全く味が違いますが、中国では韓国のキムチを発音も漢字も同じ「パオツァイ」と訳しています。問題は11月に中国側主導でパオツァイに関する国際的な食品規格が制定されたこと。中国国営メディアが「中国がパオツァイの国際基準を作った。パオツァイ宗主国の韓国には屈辱的」と報じたことから、韓国側がこれに猛反発。「文化泥棒だ!」などと非難が相次ぎました。一方、中国外務省の報道官は「その問題を知らない」と一蹴。突如巻き起こった「パオツァイ」論争、波紋が広がっています。(上海支局長 森)

これが中国の「パオツァイ」

中国の「オーストラリア叩き」

中国でも手ごろな価格で人気のこちら、オーストラリア産ワインに大打撃です。中国政府はオーストラリアがワインを不当に安く輸出しているとして対抗措置を発動。事実上の締め出しを図っています。事の発端はオーストラリアが「ウイルスの発生源は武漢」として検証を求めたこと。中国は猛反発し、農産物や石炭の輸入停止など「オーストラリア叩き」がエスカレートしています。中国外務省の報道官はオーストラリアの兵士がアフガニスタンの子どもに刃物を突き付けている画像をツイッターに投稿。オーストラリア側の「フェイク写真だ」との抗議にも、「イラストだ」と開き直り、対立は激化する一方です。(北京支局 岩佐)

諸刃の剣「不敬罪」

いまタイのデモ隊のリーダーたちの手元には、このような召喚状が次々と届いています。彼らにかけられた容疑は「不敬罪」です。刑法112条で、タイ王室を侮辱・中傷してはならないとし、最長15年の刑が科されるとしています。この2年ほどは国王の指導で「不敬罪」による逮捕者は出ていませんが、反政府デモの活発化を受け復活が検討されていて、今回デモ隊のリーダーら5人が初めて警察署に呼び出されました。「不敬罪」は厳しい取り締まりを可能とする一方で、王室への信頼をさらに低下させる恐れがある諸刃の剣です。政権側が不敬罪の「復活」に踏み切るのか、抗議デモは正念場を迎えています。(バンコク支局長 佐々木)

マンハッタン路上に「こたつ」?!

私が今いるのは、こたつの中!それもマンハッタンの路上に置かれているんです。ニューヨークでも珍しいこちらの北海道料理のレストランでは最近、屋外に置かれたこたつでジンギスカンや石狩鍋を食べられるサービスを始め話題となっています。新型コロナウイルスの影響で厳しい規制が続き、レストランの屋内営業は25 %に制限。札幌出身のオーナーは、厳しい冬でも営業できるようにと、雪の中の『かまくら』をイメージして8卓のこたつ席を自作しました。この日本の冬の風物詩は「安全で暖かい!」とニューヨーカーにも大好評で、同業者から「うちの店にも!」と問い合わせが相次いでいるそうです。(ニューヨーク支局 新庄)

マンハッタンの路上に登場した「こたつ」

メラニア夫人による最後の飾りつけ

アメリカの冬の風物詩といえば、巨大なクリスマスツリー。ホワイトハウスでもクリスマスの飾り付けが披露されました。これは、ファーストレディが担当する毎年恒例のイベント。バイデン氏の勝利が確実となった今、メラニア夫人による飾り付けはこれが最後となります。一方のトランプ大統領は、別のクリスマスイベントで4年後の再出馬に言及。選挙後、裁判費用として募った献金は177億円に達し、次の選挙に転用される可能性も指摘されています。バイデン氏の就任式当日に、支持者集会を同時開催する計画をたてているとも言われるトランプ大統領。年内に正式な「再出馬宣言」をするかにも注目が集まります。(ワシントン支局 瀬島)

メラニア夫人による飾りつけは最後となる

馴染みの店を支えたい

感染の拡大で、レストランでの飲食は禁止されたんですが、この店では今も屋外の席で営業を続けています。ロサンゼルスでは新規感染者が1日7000人以上と過去最悪となり、保健当局は「規制に従わないと罰金か、営業許可を取り消す」と警告しています。しかし、店のオーナーは「11人の従業員とその家族を守らなければならない」と、あえて屋外の営業を続ける決断をしました。批判もある中、地域で50年以上続く馴染みの店を支えようと、連日、客足が途絶えません。飲食店への規制に反発する動きは各地で広がっていて、当局は新たに金銭面での支援策を打ち出すなど、感染防止と経済の両立に苦慮しています。(ロサンゼルス支局長 益野)

厳戒態勢の臨時病院

イギリスで新型コロナウィルスワクチンが承認され、12月7日にも接種が始まります。新型コロナウイルス対策のためこちらの施設に臨時病院が建てられました。この中でワクチンの管理、そして接種も行われるとみられます。接種会場前は警備員が配備され厳戒態勢がしかれていました。市民は「とても幸せ順番が来たらすぐ受けるわ」「まだ信じていない、早すぎる!十分な治験が行われたとは思わない」などと話しています。今回のワクチンはアメリカの製薬大手・ファイザーなどが開発したもので、ジョンソン首相は「イギリス史上最大のワクチン計画」と宣言。「生活を取り戻し、経済を再始動できる」と手放しで歓迎しています。(ロンドン支局 小堀)

マスクなしでスケート

中心部の「赤の広場」に毎年恒例のスケートリンクがオープンしました。一般公開前のイベントには、平昌オリンピックの金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手が登場し、マスクを着用してスケートを楽しむよう呼びかけました。ザギトワ選手「マスクを付けて、社会的距離を保ち、明るい気持ちでスケートして下さい」リンクでは入場人数を例年のおよそ半分の250人に抑えていますが、マスクをしている人はほとんどいず、密集状態となっています。モスクワでは毎日、7000人規模で感染者が増えるなど新型コロナウイルスが猛威をふるっていますが、外出規制などの措置は取られていません。(モスクワ支局長 関根)

「ゲレンデでの休暇を」

フランスではクリスマス休暇を控え、スキー場の再開を求める声が高まっています。フランス政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、少なくとも年内はリフトなどスキー場の施設の営業を禁止しています。一方、国境を接するスペインやスイスのスキー場はオープンすることから、フランスのスキーリゾート関係者たちは「収益を奪われる」と怒っています。政府は、帰国した人たちに自宅などでの7日間の隔離を義務付けるなどして、国外へのスキー旅行を制限したい考えです。それでも、インターネット上でスキー場の再開を求める署名活動が始まるなど、「ゲレンデでの休暇」を切望する声は止みそうもありません。(パリ支局 小林カメラマン)

グリの旅立ち

トルコで一番有名だったアヤソフィアの看板猫、グリが死んでひと月、ソーシャルメディア上には今もその死を悼む声があふれています。猫のグリは世界遺産のアヤソフィアに16年間住みつき、多くの市民や観光客に愛されてきました。ところが7月に、アヤソフィアが突如博物館からモスクに変わると、環境の変化からか体調を崩し、11月に老衰で旅立ちました。しかしその人気は衰えを知らず、フォロワーが13万人を超えるインスタグラムのサイトなどには、今も世界中から在りし日のグリの写真や哀悼コメントが寄せられています。以前、われわれが取材した際も人懐っこく出迎えてくれたグリ。今は天国から古巣を見守っています。(イスタンブール支局長 清水)

取材する我々を人懐っこく出迎えてくれたグリ

【取材:FNN海外特派員取材班】