新潟市の中学1年だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから11月15日で49年です。母・早紀江さんは「一回でもいいから会いたい」とめぐみさんへの思いを吐露しました。
【横田早紀江さん】
「絶望しないで、必ず勝利する日が来るから、みんなで健康に気をつけて、本当に元気で生きながらえて」
11月5日、最愛の娘にこう呼びかけた横田早紀江さん。
めぐみさんが13歳で北朝鮮に拉致されて、11月15日で49年。
家族の時間が引き裂かれたその日の前日は、くしくも、2020年に亡くなった父・滋さんの誕生日でした。
早紀江さんが会見に持参したのは、めぐみさんが滋さんに誕生日プレゼントとして送ったクシです。
【横田早紀江さん】
「そのクシがいまだに残っていて、それを見ると、いつもお父さんも『本当に優しい子だったね』と言って思い出していたので、大事にとってある」
一度は滋さんの棺に入れることも考えたクシですが、めぐみさんが帰国したら「お父さんはこのクシをいつも大切に持っていた」と伝えるつもりです。
ただ、その思いとは裏腹に拉致問題には進展が見られていません。
国際社会による働きかけも期待される中、9月の日米首脳会談でアメリカのトランプ大統領は拉致問題の解決を全面的に支持する意向を示しましたが、この度の中間選挙で与党・共和党が大敗。政治情勢は流動的となっています。
【横田早紀江さん】
「全然こう、方向付けが違ってくるかもしれないなという、不安な思いを持っている」
自身の代で拉致被害者を取り戻すと意気込む高市総理もいまだ突破口を見いだせていない中、早紀江さんが祈るのは、ただ一目、めぐみさんの姿を確認したいというそれだけです。
【横田早紀江さん】
「もう本当に会いたい。一回でも、一回でもいいから、もうどんなふうになっているか分からなくても会いたいと思う。テレビ(画面)に出てきてほしい」
節目の日だけを繰り返す中、政府は、私たちは、家族の焦りをどれだけ受け止めているでしょうか。
