沖縄県那覇市で見つかった約100年前に架けられた石橋が来週撤去されるのを前に、6日、地域の人達を対象に説明会が開かれました。
浅田萌菜 記者:
多くの車が行き交う那覇市の道路。その地下には、かつての街の歴史を伝える石橋が眠っていました
那覇市の与儀交差点から西に進んだ県道の地中から姿を現したのは「与儀橋」と呼ばれるアーチ型の石橋です。
約100年前の大正時代初期に架けられたとされ、戦後の道路修繕の際に石造りのアーチを増築して名称が「新栄橋」に改められました。
その後橋は埋められましたが、新たな県道整備事業に伴う発掘調査で、新栄橋に改修される以前の「与儀橋」の全体像が明らかになりました。
全長4.8メートルの橋の下には石が敷き詰められていて、かつてこの地に小川が流れ、那覇から真和志に向かう人々が橋を使っていたと考えられています。
那覇市市民文化部文化財課 狩俣優里 学芸員:
橋が架けられた経緯、那覇と真和志を結ぶという点を考えると、歴史を紐解く上でかなり重要な遺跡だったと思います
橋は来週撤去される予定で、その姿を一目見ようと地域の人たちが現地を訪れました。
近隣住民:
与儀もだいぶ変わってきましたからね、色んな建物もできたり、それ(橋)が残っていたというのはびっくりですね
かつての那覇の歴史を伝える遺跡は、街の変化と共に姿を消すことになります。
