11月5日は「津波防災の日」。江戸時代末期に甚大な津波被害を及ぼした「安政南海地震」に合わせ2011年に制定された。福島県南相馬市では、大津波を想定した訓練が行われた。
東日本大震災で11.1mの津波が到達した南相馬市原町区。
様々な研究開発や実証実験ができる福島ロボットテストフィールドを使って行われた、福島県の総合防災訓練。福島県や南相馬市のほか、自衛隊や警察・消防など約650人が参加した。
災害対応能力の向上と防災意識を高めることを目的に毎年、県内各地で行っているもので「福島ロボットテストフィールド」での実施は初めてとなる。
訓練は福島県沖を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生。浜通りで震度6弱を観測し地震発生10分後に大津波警報が発表された想定。
今回は、ロボットテストフィールドの特性を生かした様々な訓練も行われた。水没市街地フィールドでは、津波で浸水した住宅を再現し取り残された要救助者をヘリコプターやボートを使って救助。
また、瓦礫・土砂崩落フィールドでは、災害救助犬が瓦礫の下敷きになった人を捜索した。
そのほか、防災関連グッズの展示も行われ、参加者は防災意識を高めていた。
福島県災害対策課の箭内良次課長は「関係団体といかに連携して初動対応するかが重要。今回の訓練をしっかり検証して、課題に応じて今後も連携体制を強化していきたい」と話した。
福島県の総合防災訓練は、2027年度は喜多方市で実施される。
