7月の熊本地震で甚大な被害を受けた八代市の龍峯小学校、その校舎の内部が5日、地震後初めて公開されました。
7月の地震で震度6強を観測した八代市にある龍峯小学校は、グラウンドと校舎を貫くように大きな地割れが走るなど甚大な被害を受け、立ち入ることができなくなりました。
全校児童51人は現在、4キロほど離れた宮地小学校を間借りして授業を受けています。地震から3カ月あまり。八代市教育委員会は校舎の内部を地震後初めて報道陣に公開しました。
【有田和令記者】「校舎1階です。真下を入る断層の影響でしょうか。廊下は大きくゆがみ、建物がずれているのが分かります」
立ち入りが規制されているエリアについては許可を得てドローンで撮影。1階の保健室に設置されている時計は、地震が発生した時刻で止まっていました。また、2階も1階と同じように断層の真上にあたる部分の被害が大きく、パソコン室の天井は大きく裂け、コンクリートの破片が散乱。廊下は、天井の亀裂から雨が降りこんでいました。
これまでの調査で、校舎を貫く断層によって西側の地盤が10センチから20センチほど沈んだことが分かっています。
【熊本大学・鳥井真之特任准教授】「ちょうど活断層の真上に位置している可能性が非常に高い。このような多くの人が集う、特に子どもたちが集う場所で断層が大きな被害をもたらしたことが今回、非常に衝撃的だった」
市教育委員会は現在、熊本大学などと活断層調査を実施。また、文部科学省も補強などによる復旧が可能か、あるいは建て替えが必要かを判定する調査を行っていて、今月中にはその結果が判明する予定です。
