77年前、修学旅行中の海難事故で24人が犠牲となった益城町の津森小学校。5日、事故の生存者が学校を訪れました。89歳となった生存者たちは、児童に命の大切さを訴えました。
戦後間もない1949年・昭和24年、修学旅行先の八代・日奈久沖で遊覧船が転覆。乗っていた津森小学校の児童や教師など24人が亡くなりました。
77年が経った5日、津森小学校では慰霊集会が開かれ、全校児童およそ100人が、黙とうを捧げました。
「船はお椀をかぶせたかのように船底を上にして転覆しました」
事故当時の様子を描いた紙芝居が読まれたあと、生き残った当時の小学6年生3人が、懸命に生きることの大切さを語りかけました。
【猪飼澄代さん】「亡くなった友達のこと思うといてもたってもいられないが、日奈久の人が看病してくれて、一生恩は忘れない。1日としてこの日のことを忘れたことはない、友達と別れたこと。」
児童たちは、命の尊さに思いをはせながら真剣な表情で聞き入っていました。
【6年生の児童】「(当時の)日奈久の人が、(事故にあった人の)体を温めた話を聞いて、優しいなと思った」「人のことも大切にしようと思った」「困っている人がいたら、すぐに助けられる人になりたい」「命を大切にして生きていこうと思った」
生存者たちは89歳と高齢化が進んでいますが、津森小学校では今後も、命の尊さを伝える授業を続けていくということです。
