親が育てられない赤ちゃんを匿名でも預かる慈恵病院の『こうのとりのゆりかご』の運用状況を検証する熊本市の専門部会が4日、開かれました。この中で今年度上半期の妊娠に関する相談件数が報告され、前年度の同じ時期と比べ700件以上増えたことが分かりました。
ことし4月から9月までの上半期に熊本市と慈恵病院に寄せられた妊娠に関する相談件数は合わせて3514件で、前年の同じ時期を713件上回りました。
このうち熊本市への相談は2557件で、市が2023年度に開設した「妊娠内密相談センター」や、24時間相談を受け付ける「にんしんSOS熊本」への相談がそのほとんどを占めています。
市は、2023年度以降、市内全ての中高生に対し、夏休み前に相談窓口を知らせる啓発用カードを配布するなどしていて、相談窓口の認知度が上がったことが件数増加の要因と分析しています。
一方、慈恵病院への相談件数も62件増え957件で、市は、病院が昨年度LINEによる相談窓口を開設したことが増加の一つの要因ではないかとしています。
