雑草と温暖化対策を両立させます。
秋田県立大学と能代河川国道事務所は、雑草の生育を抑えながら二酸化炭素を地中にとどめる研究を共同で進めています。使うのは川や道路の管理で排除した木材を炭にしたもの。研究の成果と実証実験が報道機関に公開されました。
立川愛梨アナウンサー:
「能代市の浜浅内入口と書かれた十字路交差点。自分の身長は155センチだが背よりも高い雑草が生えている。普段、近隣住民からは見通しが悪いと苦情が寄せられている」
能代河川国道事務所は能代市の交差点で、一年に一回草を刈っていますが、苦情が多く追加の作業を迫られることがあります。道路の維持管理にかかる人手や費用が課題になっています。
課題を解決しようと2022年度から県立大学と共同で、雑草を抑制する資材の研究を進めています。
立川アナウンサー:
「雑草の生育抑制となる鍵が炭。実はこの炭、米代川の河川敷で刈り取られた本来処分されてしまうような枝や葉で作られた」
このほか、国道沿いの街路樹・クロマツの余分な枝や葉も炭に活用しています。
県立大学・栗本康司教授:
「支障木をただ単に腐らせる、燃やすということではなく、空気中の二酸化炭素が炭の形でずっと残るということ。空気中の二酸化炭素を土中に隔離した、という考え方」
5日は、300キロ余りの木炭を約20平方メートルの敷地に埋めました。
これまでの観察では、木炭を大量に埋めることで、雑草の生育を抑える効果が確認されたということです。
研究により道路の見通しの確保はもちろん、草刈りにかかる人件費や廃棄物の運搬・処分にかかる費用の削減が期待できます。
また廃棄する木をすぐに加工するため、運搬に伴う二酸化炭素の排出を削減します。
2者は改善を図りながら約2年実証実験を続けることにしています。
