性犯罪の被害者が被害届を出しやすくするため、病院などで証拠採取できるようにする協定が、兵庫県警と県内の医療機関との間で結ばれました。
兵庫県警はきのう=4日、性犯罪に巻き込まれた被害者が、事件から一定の期間が経った後に被害届を出した場合でも円滑に捜査を進められるよう、病院やクリニックで証拠採取ができる協定を、県内にある6つの医療機関と結んだことを明らかにしました。
県警によると、採取した証拠は匿名で保管され、被害の申告があった場合のみ、医療機関から警察に被害者の情報が開示されるということです。
この制度は、被害者の精神的な負担を軽くし、警察への被害申告のハードルを下げることが目的とされていて、協定は県・県警・性暴力被害者支援センター・医療機関の4者で結ばれています。
兵庫県警捜査1課・性犯罪捜査係の藤岡千春係長は、「性犯罪の被害者の方は様々な理由で届け出を躊躇する方がたくさんいらっしゃる。この制度をたくさんの方に知っていただき、警察に証拠を残すことで届け出をする人が増え、被害の潜在化がなくなることを期待する」とコメントしています。
<兵庫県警と協定を締結した医療機関>
▼県立尼崎総合医療センター(尼崎市)
▼芦屋ウィメンズクリニック(芦屋市)
▼神戸百年記念病院(神戸市兵庫区)
▼うみあかりクリニック(神戸市兵庫区)
▼県立はりま姫路総合医療センター(姫路市)
▼親愛産婦人科(姫路市)
