静岡市清水区の会社の預金口座から、約2600万円を自分の口座に送金し横領したとして、当時この会社の経理を担当していた56歳の男が、業務上横領の疑いで逮捕されました。
被害額は2億2000万円あまり
男が逮捕されるのは9月以降3回目で、男は勤務していた会社からあわせて2億2000万円あまりを違法に手に入れていたとみられています。
警察によりますと、業務上横領の疑いで11月4日に逮捕されたのは、静岡市葵区大岩に住む、自称・無職の56歳の男です。男は静岡市清水区の板金加工会社で経理業務に従事していた2022年4月頃から2026年1月頃までの間、およそ50回にわたり会社名義の預金口座から男名義の預金口座に計約2600万円送金し、横領した疑いがもたれています。
経理担当の男 3回目の逮捕
男は会社の代表取締役名義の小切手を偽造し、静岡市清水区の金融機関で偽造小切手を提出し、現金計約2200万円をだまし取ったとして、有価証券偽造・同行使、詐欺の疑いで9月に逮捕されています。
また10月にも、約50回にわたり会社名義の預金口座から小切手を使って払い戻した現金計約1億7300万円を横領した疑いで逮捕されており、これらの捜査の中で今回の犯行も明らかになりました。
税務署の定期監査で不正の疑い
男の犯行をめぐっては、2026年2月に行われた税務署による定期的な監査の際、会社の経理の不正を疑われ、会社が弁護士を通じて警察に相談していました。
男は監査が入る日を事前に把握しており、数日前から所在が分からなくなっていたということです。
アイドルの「推し活」の資金に
男が自分の口座に送金していた金額は1回30万円から90万円ほどで、これまでの犯行と同様、横領した金をアイドルの「推し活」やブランド品の購入などにあてていたとみられています。
男は調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。
