静岡県の掛川市役所で開設された子ども食堂で、カレーライスを食べた子供など31人が腹痛や下痢の症状を訴えました。県の保健所が調べたところ、ウエルシュ菌による集団食中毒と判明しました。
子ども食堂のカレーライスで31人食中毒
静岡県によりますと、2026年10月15日、掛川市役所にある飲食店「えんむすび」で、子ども食堂がおこなわれました。この時、カレーライスを食べた144人のうち31人が15日夜から腹痛や下痢の症状を訴えました。
患者31人は子ども食堂を訪れた子供や保護者などで、このうち19歳未満が24人にのぼり、30代が7人でした。
患者からウエルシュ菌検出
静岡県西部保健所は、患者がこの子ども食堂のカレーライスを食べていたことや症状が似ていること、それに患者の便からウエルシュ菌が検出されたことなどから、集団食中毒と断定しました。
提供した飲食店に営業禁止命令
静岡県西部保健所は、カレーライスを提供した飲食店「えんむすび」に26日から当分の間、営業禁止を命じています。なお、保健所などからの連絡で、この店はすでに19日から営業を自粛していました。
患者は全員快方へ
患者の中で入院した人はおらず、全員快方に向かっているということです。
こちらの飲食店では、毎週木曜日の午後3時から午後6時45分まで、学習サポートなども兼ねたいわゆる「子ども食堂」を開設していて、子供には食事を無料で提供していました。
十分な加熱と温度管理 呼びかけ
ウエルシュ菌は、人の腸管内をはじめ、自然界に広く分布していて、特に大量に調理されたカレーやシチュー、煮物などの加熱食品が原因となって食中毒を引き起こします。静岡県はよくかき混ぜて十分に加熱することや、調理後はすぐに食べること、保存する場合は10℃以下で冷蔵するか、55℃以上で保温するよう呼びかけています。
(テレビ静岡)

