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暮らしの風景に、美しく調和する。住友林業オリジナルブランド「Germoglio (ジェルモーリオ)」に込めた思い
商品開発のSTORY by PR TIMES

暮らしの風景に、美しく調和する。住友林業オリジナルブランド「Germoglio (ジェルモーリオ)」に込めた思い

Google ニュース プリファードソース
データ提供 PR TIMES
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キッチンで料理をしながら家族と言葉を交わす。

ダイニングテーブルで食事をする人がいて、そのそばではソファでくつろぐ人の姿がある。


そんな何気ない風景が、いまや多くの住まいで当たり前になった。


かつては明確に分かれていたリビング、ダイニング、キッチン。その境界は次第に溶け合い、住まいの風景も変化している。

キッチンも、そのひとつだ。

料理をするためだけの場所ではなく、家族が集い、時間を重ねる空間の一部として、住まいの風景に寄り添う存在になった。


そんな住まいの中で、キッチンはどうあるべきか。その問いに向き合いながら、「住友林業の家」のためのオリジナルキッチンを形にしていったのが、住友林業の小林亜紀子と森裕子だ。


2025年2月に発売した住友林業のオリジナルキッチン「Germoglio(ジェルモーリオ)」を見ながら、その誕生の経緯や商品に込めた想いについて話を聞いた。

「住友林業らしいキッチン」とはなにか、考え続けてきた

オリジナルキッチンの開発に携わった小林亜紀子は、住友林業に入社する前、オーダーキッチンのメーカーで十数年にわたり住友林業を担当していた。


「前職では長く住友林業を担当していました。その経験のなかで、住友林業が自社の強みである「木」とキッチンの調和をとても大切にしていることを実感していました。また、お客様に長く使っていただくためにはキッチンのどこに価値を持たせるべきか、『住友林業の家』に似合うキッチンとはどのようなものかを考えることが多くありました」


そうした想いを抱くなかで、「住友林業の家」やその暮らしづくりにより深く関わりたいという気持ちが強くなり、住友林業への入社を決意した。


入社後しばらくして、住友林業オリジナルキッチンの開発プロジェクトが立ち上がる。そのメンバーとして声がかかったのが、小林だった。


「なにか運命に引き寄せられたような気がしています。この十数年、寝ても覚めてもキッチンのことを考えてきたので、これまでの経験をすべて注ぎ込めるチャンスだと思いました」


小林にとって、このプロジェクトは単なる新商品開発ではなかった。長年、キッチンとお客様に向き合ってきた経験を、「住友林業の家」のために活かせる。そんな機会だった。


右:小林亜紀子 住宅事業本部 営業推進部

キッチンそのものではなく、「暮らし」を引き立てるために

小田原市にある住友林業の展示場を訪れると、LDKの空間に自然と溶け込むように「Germoglio」のキッチンがたたずんでいる。

目を引く存在感がありながら、キッチンだけが主張することはない。リビングやダイニング、そして木質感あふれる「住友林業の家」と穏やかにつながっている。そこには、小林が目指したキッチンの姿が表れていた。


「キッチンそのものを主役にしたいわけではなかったんです。お客様が選ばれたほかの要素と喧嘩せず、美しくなじむことを大切にしました。また、住友林業は『PRIME WOOD(プライムウッド)』というオリジナルの木質部材を強みにしているので、その空間と調和するデザインであることも欠かせないテーマでした。」


目指したのは、単なる設備でも、個性の際立つインテリアでもない。住友林業らしい木の空間に調和しながら、LDK全体の心地よさを高めるキッチンだ。そして、その心地よい空間が家族の時間や日々の暮らしをより豊かなものにする。そんな存在であることも、小林が大切にした考えだった。


「Germoglio」のセパレートアイランド型キッチン

調和を形にする、色や素材へのこだわり

住友林業らしい木質空間との調和という考えは、色や素材の選定にも貫かれている。

木とひとことで言っても、その表情はさまざま。赤みのあるものもあれば、青みを帯びたものもある。だからこそ小林は、どんな木の表情にも自然になじむキッチンを目指した。


こうして生まれたのが、14色の扉カラーだ。


「木の色は『茶色』とひとことで言えないんです。だから、どんな空間にも自然になじむよう、その微妙な違いに寄り添えるものにしたいと思いました」


さらに小林が重視したのが天板だ。

採用したのは、天然クォーツ(水晶)を90%以上含むシーザーストーン。オーダーキッチンにも採用される高級素材として知られ、汚れが染み込みにくいほか、高い耐久性を兼ね備えている。


「毎日使う場所だからこそ、無理なくきれいな状態を保てる商品であることが大切だと思っています。」


見た目の美しさだけでなく、その状態を長く保てること。暮らしの中で愛着を持って使ってもらいたいという小林の想いが、この素材選びにも込められている。


そして、もうひとつのこだわりが天板の厚みだ。


一般的なキッチンでは約4センチ前後の厚みを持たせることが多いが、「Germoglio」のキッチンではシーザーストーンの高い耐久性を活かし、本来の13ミリという薄さをそのままデザインに取り入れた。わずかな違いに思えるかもしれない。しかし、その薄さによって全体の印象は驚くほど軽やかになる。目地の納まりやサイドパネルの寸法まで細かく検討を重ねながら、存在感と軽やかさの両立を追求した。


天板が5種類、扉カラーが14色。黒から白の間の微妙なグラデーションから選べる。


シーザーストーンの天板。このモデルは黒色だが光の加減でグレーにも見え、まろやかな印象を与える。13ミリの薄さもこだわったポイント。


扉の色、天板の素材、厚みの設計。その一つひとつは独立したこだわりではない。

すべては、住友林業らしい木質空間と調和し、そこで営まれる暮らしを心地よく育んでいくための選択だった。


「空間に調和しながら、そこに暮らす方の『らしさ』や『ご家族が大切にされたいもの、こと、時間』と長く一緒に歩んでいけるものであってほしい。そんな想いを込めて色や柄の一つひとつを丁寧に選定しました」


小林が見つめていたのはキッチンそのものだけではなく、その先にある、家族が過ごす時間や暮らしの風景なのだ。

選ぶ楽しさに寄り添う、インテリアコーディネーターの視点

「Germoglio」シリーズはキッチンをはじめ、洗面化粧台やダイニングテーブル、チェアを展開している。これまでキッチンや洗面化粧台は、大手メーカーの既製品から選ぶか、予算をかけてオーダーするかという選択肢が一般的だった。その中間に位置するのが「Germoglio」シリーズで、まるでセミオーダーのように選ぶことができる。

カラーの組み合わせからデザインに至るまで、自分らしい空間をつくる楽しさがある。


その一方で、選択肢が増えるほど迷いも生まれる。

だからこそ、商品そのものだけでなく、選びやすさを支える仕組みも欠かせない。その役割を担ったのが、森裕子だった。


森は、実際にお客様と向き合うインテリアコーディネーター向けの打合せ用ツールの制作や「PRIME WOOD」の樹種に合わせた推奨コーディネートの作成を担当した。

通常、製品の企画段階から参加することが多い森だが、今回は小林を中心にすでに固まりつつある段階でチームに加わった。それだけに何の先入観もなく、初めて「Germoglio」のキッチンを見た印象は鮮明だった。


「天板の素材感に表情があって、すごく素敵だなと思いました。ここ数年は存在感のある、かたまり感のあるキッチンがトレンドでしたが、『Germoglio』のキッチンはスタイリッシュでインテリアに自然となじむデザインで。空間に溶け込みながらも、美しい。ほかにはない魅力だと感じました」


森はそう振り返る。


もちろん、お客様にとって何が正解かは一人ひとり異なる。


「使いやすさやお好みのデザインなど、ご希望に合わせて選んでいただくことが一番大切です。ですから、すべてのお客様に『Germoglio』のキッチンをおすすめするわけではありません。その方の暮らしやお好みに寄り添いながら、プロの視点でご提案しています」


インテリアコーディネーターの森裕子。2026年6月に発売した「Germoglio」シリーズのチェアの開発を担当している。

「提案って無限大だと思う」

森の大きな転機はミラノでの留学経験にある。大学卒業後に入社した会社でインテリアに接する機会があり、インテリア好きな自分を知った。そしてもっとインテリアについて勉強したくなり、先輩の勧めをきっかけにイタリアのミラノに留学した。ミラノは最先端のデザインやファッションの発信地。そこでの経験は、森のものの見方を大きく広げた。


「学校ではアートやデザインの歴史、マテリアルや仕上げについてなど、今まで専門的に勉強してこなかったことを学びました。ミラノは街を歩いているだけでショーウィンドウの中とか色使いが日本とは全然違ったので、とても刺激になりました。斬新な色の組み合わせを見ていると、間違った組み合わせってないんだなあと思うんです」


帰国後、住友林業にインテリアコーディネーターとして入社して、20年近くが経った。

お客様の希望を伺いながらインテリアの提案をする時に、今でもミラノでの体験が活きていると感じることがある。


「まず提案って無限大だと思えることでしょうか。だからこそ、お客様それぞれの“こだわりのポイント”を大切にしています。例えば大人しめな色の中でも、ワンポイントで好きな色を入れるとか。ちょっと思い切って、モノトーンの中にからし色やブルーのクッションなどで色を取り入れたら、アクセントになって素敵だと思いますよってお話ししたりします。私自身もブルーが好きなので、家のインテリアでもブルーをアクセントに取り入れたりしています」


提案に正解はない。

だからこそ森は、お客様の「好き」に寄り添いながら、その人らしい空間を一緒につくっていく。「Germoglio」が持つ豊富な選択肢もまた、そんな一人ひとりの「好き」を形にするためのものなのだ。


リビング越しに「Germoglio」のキッチンを見る。機能的でいて居心地のいい、上質な暮らしが見えてくる。

「Germoglio」シリーズが生み出すのは「暮らしの風景」

「Germoglio」シリーズから第3弾として登場したチェアは、森が企画段階から携わった商品だ。キッチンを単なる設備ではなく、暮らしの風景の一部として捉えたように、このチェアにも「人が集い、心地よい時間が生まれるきっかけになってほしい」という思いが込められている。


ゆったりとした座面にはクッションを張り込み、長時間座っていても疲れにくい仕様とした。また、回転式にすることで、椅子を大きく引かなくても立ち座りができる。

家族や友人との会話が弾み、心地よい時間が積み重なっていく。そんな何気ないひとときを支えるための工夫だ。


「背もたれのところから包み込むようなデザインなので、座ったときに優しさを感じてもらえるといいなと思っています。この布の張り込みのタイプと、ラタンのタイプと2種類用意しましたが、ラタンのタイプは背面に籐を編んだものをあしらっていて、軽やかさを感じていただけると嬉しいです」


包み込まれるような安心感と、ラタンがもたらす軽やかさ。異なる魅力を持ちながら、どちらも住友林業らしい木の空間になじむようデザインされている。そこには、「Germoglio」シリーズに共通する“調和”へのこだわりが息づいていた。


森が「Germoglio」のダイニングのために企画したチェア。これは張り込みタイプで、すっぽりと包み込むようなフォルムと座り心地。布地は6種類から選べる。

暮らしの中心にあるのは、人


最後に、普段の暮らしについて二人に聞いてみた。


長年キッチンに携わってきた小林は、自宅をリフォームした際、キッチンの天板にシーザーストーンを採用した。開発者としてだけでなく、一人の生活者としてその魅力を実感しているという。


「シーザーストーンの美しさと清掃性の良さは以前から知っていました。実際に使ってみても、その良さを日々感じています。昔はあまり料理をしなかったのですが、キッチンに携わる仕事を続けるうちに、自然と料理をするようになりました」


一方の森は、少し照れながらこう話した。


「私は普段あまり料理をしないんです。でも、たまに黙々と料理を作る時間が好きで、気分転換にもなっています」


料理への向き合い方も、暮らしの楽しみ方も、それぞれ違う。

けれど、日々の積み重ねが、その人らしい暮らしを形づくっていくことに変わりはない。


仕事や育児で忙しい日々。帰宅してすぐに食事の準備に追われることも少なくない。

それでも、お気に入りのキッチンに立つと少し気持ちが弾む。料理が映える器を使ってみよう。食卓に花を飾ってみよう。そんな小さな前向きな気持ちが、暮らしを少しだけ豊かにしてくれる。


小林と森が「Germoglio」シリーズに込めたのは、そんな日々に寄り添いたいという想いだった。


人が集い、語らい、食事を楽しむ。そんな風景の積み重ねが、暮らしを育てる。

二人の想いが込められた「Germoglio」シリーズは、その歩みにそっと寄り添う存在になっていくのだろう。










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