10月25日・26日の2日間、よさこい高知文化祭の開幕に合わせて天皇皇后両陛下が来県された。各地で県民と交流し、土佐路に笑顔と感動が広がった。
熱気に包まれた高知龍馬空港
25日の高知龍馬空港には、天皇皇后両陛下を出迎えようと多くの人が訪れた。
午前11時20分ごろ「特別機」が着陸。空港の駐車場が満車だったからか、滑走路が見える場所に車を止めて到着を待つ人もいた。
浜田知事が「高知県知事の浜田でございます。この度はようこそ。県民をあげて歓迎いたしております」と挨拶すると、天皇陛下は「楽しみにしておりました」と和やかに応じられた。
午後1時半ごろ、県民から「陛下~!」「陛下~!」と歓声が上がる中、お二人が姿を見せられた。
雅子さまは到着時のブルーの装いから、ワインレッドの秋らしい装いに。お二人が高知を訪れるのは、2017年に全国農業担い手サミットに当時皇太子ご夫妻として出席されて以来、9年ぶりである。
「雅子さま~陛下~」と声が上がる中、訪れた人は「うぉ~、これはすげぇ。やばい、鳥肌やばかった今、やばい」と感動していた。
南国市から来た人は「自然に『雅子さま~』っていう声が出て、手を振ってもう興奮状態。周りもみんなもっていう感じです」と話し、香南市から来た姉妹も「(両陛下は)すごくニコニコでした」「笑顔で手を振ってくれよった」とうれしそうに振り返った。
よさこい高知文化祭で和やかな交流
高知市内には全国から機動隊が駆け付けた。両陛下を乗せた車は、よさこい高知文化祭の開会式が行われる春野総合運動公園に向かう。
途中、高知さんさんテレビの前にも多くの人が集まった。
沿道から「雅子さま~」と歓声が上がる中、1時間ぐらい前から待っていたという高知市の女性は「良かったです。雅子さまもきれいで、すごく良かった」と話していた。
会場に到着した両陛下は開会式に出席し、高知の魅力が詰まったステージに拍手を送られた。
ステージに拍手を送られる天皇皇后両陛下その後、出演者とも交流された。
和太鼓の演奏を披露した松井一音さんが「本日は和太鼓をできるうれしさと、初めてではありましたが進行役での演技がとてもうれしく思いました」と伝えると、天皇陛下は「素晴らしかったです。進行役も良かったです」と声をかけられた。
雅子さまが「高校生?」と尋ねられると、松井さんは「高校3年生です」と答え、さらに「明徳義塾?」との問いかけに「そうです」と元気に答えるなど、心温まる時間が流れた。
幻想的な提灯奉迎と夜のあかり
午後5時半ごろ、両陛下が宿泊される城西館の前では、多くの人が待ち構えていた。
「すごい、車が全部止まってるぞ。信号が全部赤、あっちも全部赤」と驚く父親。子供は肩車されて両陛下の到着を待った。
観衆から「雅子さま」と声があがる中、子どもが「何て言えばいいが?」と尋ねると、父親は「天皇さま~って。天皇さま~。あ、手を振ってくれている」と興奮気味に教えていた。
日が暮れると城西館周辺にはやわらかな明かりが灯り、両陛下を歓迎する「提灯奉迎」が行われた。
「お出ましでございます。皆さまどうぞ提灯をお振りください。行きますよ、右~左~右~左~上~下~」というアナウンスに合わせて、提灯の明かりが揺れる。
「両陛下も上にあげゆう」「わ~すごい」と歓声を上がる中、窓から両陛下が提灯を振り返される様子が見えた。
高知市から来た人は「天皇陛下がいらっしゃるなら、お迎えをしたいということで。日本人として生まれて良かったなと思いました」と話していた。
