「最後のご奉公」新党結成に意欲も
その小沢氏は中道改革連合に離党届を提出した。これについて、中道改革連合で代表を務めた、民主改革の会の小川淳也代表は9日の記者会見で、「小沢一郎さんの離党は、中道の方針に従った総支部のクロージングだ」とした上で、次のように続けた。
「もちろんあれだけの大先生だから、色々な意図や思惑、常々あらゆることを考えていることはそうだと思うが、今般の総支部の閉鎖に伴う離党は粛々とした手続きの一環だ。そこは誤解なく受け止めていただきたい」
中道改革連合は8月末に立憲民主党、公明党との合流を断念したが、小沢氏は9月5日にYouTubeに動画を投稿。この中で、3党の合流断念について「当然の帰結だ」として、次のように主張した。
「国民の厳しい審判、判断をよく考えて、立憲も中道も解党的な出直しをしないと国民から相手にされない。第一歩は立憲も中道も解散することだ。そこから始める以外にない」
そして、「少なくとも立憲、旧立憲の我々は一旦、完全に武装を解いて、新たな将来を見つめた中で、次の展開を考えるべきだ」と強調し、次のように語っている。
「国民に受け入れられるような新党、集団を作りたいという思いで、今色々な人と話し合いをしている。最後のご奉公と思って頑張る」
小沢氏に近い関係者は「あくまでも新党結成は選択肢の1つだ。今後、状況を見た上で判断していくことになる」と話す。
また、別の関係者は「野党がバラバラで、巨大与党に十分に対峙できているとは言えない。野党をまとめられるリーダーもいない。小沢氏は野党勢力の結集に強い執念を持っている」との見方を示す。
一方、中道改革連合の衆院選落選者は「小沢氏が結集を呼びかけても大きな塊にはならない」と冷ややかに見る。
小沢氏が今後どのような一手を打つのか、それが野党勢力の結集につながるのか、注目を集めそうだ。
【執筆:フジテレビ政治部デスク 木村大久 】

