沖縄の戦後の歩みを文書や写真などの記録から振り返る資料展が沖縄県公文書館で開かれています。
15日から始まった「記録が語る沖縄展」は、沖縄戦からアメリカ統治、本土復帰を経て現在に至るまで、沖縄の戦後の歩みを写真や公文書のほか、日記や手紙など約90点の資料で紹介しています。
会場には、かつて沖縄に配備されていた核兵器の写真や、射撃訓練の中止を求める地元区長の陳情書などが展示されていて、戦後復興に向かいつつもアメリカの軍事戦略の要に位置付けられた沖縄の実情が見て取れます。
また今回の展示のなかには、平和の礎を建立や普天間基地をはじめとする米軍基地の返還などに取り組んだ大田昌秀元知事の秘書、桑高秀彦さんが記した日誌があります。
8年にわたる大田県政の動きを綴った日誌は53冊にのぼり、公文書館の閲覧室でも全体を見ることは出来ませんが、今回、その一部が展示されています。
1995年に起きた米兵による少女暴行事件で高まった県民の反基地感情を背に、当時の大田知事は軍用地の強制使用のための代理署名を拒否。
その後の法廷闘争では、沖縄の過重な基地負担や地方自治の在り方などが問われました。
展示された資料には、国と対峙する事を決めた日の心境が綴られています。
県文化芸術振興会 公文書管理課 仲本和彦 主幹:
自ら考えてもらうきっかけになる“問い”を多く散りばめています。沖縄の過去の歴史を学んでいまの沖縄の社会を考えてもらって、将来について考える機会にしていただければと思っています
「記録が語る沖縄展」は南風原町の県公文書館で開かれています。
