愛媛県松山市の市長選挙は11月15日の投票まで1カ月です。10月15日時点で出馬を表明している新人の3人が前哨戦を繰り広げています。
中野泰誠さん:
「市民のみなさんが私たちの街が変わっていった。自分たちの夢が実現していったと感じていただける、それを中野泰誠が実現していきたい」
元県議会議員の中野泰誠さん(43)。大手広告代理店の出身で県議を2期目の途中で辞職し、今年7月に市長選へいち早く名乗りを上げました。
中野さんは、地元の雇用につながる企業40社の誘致のほか、通院や買い物の移動支援など100の公約を発表。市内中心部の堀之内への野外ステージの整備、JR松山駅周辺への子育て支援施設の整備などをまちづくりのビジョンとして掲げます。
9月からは市内の公民館を回ってまちづくりミーティングを開いて、政策の浸透を図っています。
中野泰誠さん:
「目の前の物価高もあります。皆様と一緒に取り組んでいかないといけない人材不足や資源の獲得、こういった大きな課題もあると思います。ぜひ、みなさんと一丸となってこの街を良くしていきたい」
中野さんに対しては、市議会最大会派の自民党市議団のほか、連合愛媛や国民民主党県連、県建設業協会松山支部など80を超える団体・企業グループが推薦し、後押ししています。
中野泰誠さん:
「どんどん、みなさまと触れ合って話をして、『私たちが松山の未来を作るんだ』この思いで一緒に取り組ませていただきたい。責任の重さをエネルギーに変えて、皆さんと一緒に実現していきたいと思う」
市議会議員の田中エリナさん(42)は、実業家として愛媛プロレスを旗揚げ。市議会議員選挙で2回連続トップ当選した知名度を生かし、8月に市長選への挑戦に打って出ました。
田中エリナさん:
「私が市長になれたら叶えたいことはたった一つ。松山市の経済の活性化。その成長の果実を皆さんの豊かな暮らしへとつなげる。世界に誇れる豊かに暮らせる松山を作りたい」
公約には、商店街の空き店舗ゼロや0~2歳児の保育料の無償化、城山の土砂災害の第三者委員会による検証などを掲げ、市内の公民館で対話集会を重ねます。
田中エリナさん:
「どの事業が本当に必要なのか。松山市の未来につながる事業は何か。時代に合っていない事業はないか。しっかりと見直します」
10月10日には決起集会を開催。特定の政党や業界団体の推薦といった「しがらみのなさ」をアピールし、松山市が行う全ての事業を見直す考えです。
田中エリナさん:
「今回の選挙を通じて、みなさんと一緒に政治だったり、まちづくりだったりを一緒に考えていく時間になったらいいと改めて感じている」
元会社員の木下豪さん(44)は、去年まで民間企業に勤めていたものの、9月に市長選への出馬を表明しました。毎週月曜から金曜に市内の街頭に立つほか、10万軒にチラシを配って回るなど、組織に頼らない活動を続けています。
公約として、生活インフラの維持・改善を進めるほか、物価高を受けた経済政策として消費税分を還元する割引券の配布を掲げています。
木下豪さん:
「みなさんに声をかけていただいたり、あいさつを返していただいたりするので、元気をいただいて毎日頑張れている。しっかりと皆さんに自分の政策だったり活動だったりをアピールできるように全力で取り組んでいきたい」
新人3人による三つ巴の戦いが予想される松山市長選挙。人口50万人を割った県都のこれからのまちづくりを誰に託すのか。8年ぶりの選挙戦で前回35.65%だった投票率の行方も注目されます。
松山市長選挙は11月8日に告示され、15日に投開票されます。
また松山市長選挙と投開票日が同じ知事選挙は10月29日に告示。15日時点で、元衆議院議員の宮沢博行さん(51)、市民団体代表幹事の和田宰さん(74)、現職の中村時広さん(66)の3人が出馬を表明しています。
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