避難所での心配ごと
避難所生活では、睡眠不足、寒さや暑さ、プライバシー不足、入浴や洗濯の制限など心身に大きな負担がかかります。
政府広報でも、突然の共同生活はストレスの原因になりやすいと説明しています。また厚生労働省や日本赤十字社も、災害は強い心理的ストレスをもたらすとしています。
こうした負担は生理周期や経血量に影響することがあり、生理が早まる、遅れる、重くなる、不正出血といった変化が起こることもあります。また、トイレに行く回数を減らそうとして水分を控えると別の体調不良につながる恐れもあります。
避難所では女性用品の配布方法や女性専用スペースへの配慮、必要な物資を遠慮なく受け取り、相談できる環境づくりが求められていますが、万全とはいえません。
そのため、女性向けの備えとして、鎮痛剤などの常備薬を3日~1週間分ほど準備しておきましょう。また冬場の冷え対策に靴下やカイロなども用意しておくと安心です。普段使うものを少し多めに持っておくことを心掛けましょう。
生理トラブルは医療班に相談
避難所での生理でまず意識したいのは、清潔を保つことと無理をしすぎないことです。
生理用品の交換回数を極端に減らさず、使ったものを捨てる袋を用意し、可能な範囲で手を清潔にします。
衣類が不足する時は、下着を優先して確保できるよう周囲や支援窓口に相談することも必要です。避難所では女性担当者が生理用品や下着などを配布したり、女性トイレに配置するなど受け取りやすさへの配慮が進められています。
強い腹痛や普段より極端に多い出血、長く続く不正出血、めまいや強いだるさがある時は、我慢せず医療班や保健師に相談することが大切です。
災害時はつい遠慮して後回しにしがちですが、出血が多い状態を放置すると貧血症状があらわれ、深刻な体力低下に陥る危険があります。

