食品メーカーの調査で、大分県が「豆乳の年間平均摂取日数」で日本一になったとのこと。
なぜ大分県民が豆乳なのか
その理由を探るべく、街頭や専門店で調査を実施した。
健康志向、食文化、そして温泉との意外な関係まで、メーカーと共にその真相に迫る。
果たして、そこから見えてきた大分県民の姿とは…。
街の声は「健康志向」
2026年2月に食品メーカーのマルサンアイが実施した「日本列島豆乳県民調査」によると、豆乳を飲む人の中で、大分県民の年間平均摂取日数が「262日」でトップだというのだ。
日本一である。一体なぜなのか。
それでは調査開始だ。
すると、多くの方から「健康意識が高いからじゃない?」という声が聞かれた。
実際に豆乳を飲む理由を聞いてみても、「普通のミルクより栄養価が高そう」「脂肪分が低めでいいんじゃない?」といった、健康を意識した意見がほとんどであった。
しかし、街中での調査だけでは、謎の真相にまで辿り着けそうもない。

そこで、私たちは大分市で大豆製品を取り扱う「豆の力屋」にお邪魔した。
お豆腐を中心に、お惣菜やスイーツを扱っている店である。
店の担当者に、大分県が豆乳の年間摂取日数で日本一だということを知っているか尋ねてみた。
ーーお店の方
「いや、まったく知らなかったです。びっくりしました。全国1位っていうのは」
担当者も驚きの事実だったようだ。
ここで、そもそも豆乳とはどんな飲み物なのか、基本から教えてもらった。
ーーお店の方
「本当にシンプルな材料で、大豆を1日水につけて、それを炊いて絞ったものが豆乳。で、残りカスが”おから”になります」
なるほど、お豆腐の原料であり、豆腐になる前のものが豆乳なのである。

豆の力屋では、そんな豆乳を使ったお惣菜やデザートも販売している。
例えば「豆乳グラタン」。
ホワイトソースに豆乳を使うことで、牛乳100%よりも後味がすっきりする効果があるそうだ。
牛乳を使う料理を豆乳に置き換えることで、ヘルシーになったり食べやすくなったりと、家庭でも気軽にアレンジしやすいのが魅力のようである。

本題とは少しそれるが、豆乳の魅力を探るべく、人気商品を試食させてもらった。
まず、お豆腐を作るための濃いめの豆乳からいただく。
竹尾リポーターは
「うーん。あ、大豆の風味がめっちゃくちゃ濃く、口の中入っていきます。ドロドロする感じかなと思ったら、すっきりと入ってくる」
と、その味わいを表現する。
豆の力が体に染みわたるようだ。

続いては「黒豆寒天コーヒーゼリー」である。
コーヒーの香りに加え、黒豆の和の感じも入ってきて、豆乳の味のバリエーションの広さに驚かされた。
店の担当者は、大分県民が豆乳をよく飲む理由として、次のように考えているという。
ーーお店の方
「食への関心とか、健康への意識が、大分県の方高いんじゃないかなと。そうなると、やっぱり大豆っていう健康的な食べ物に行き着いて、摂りやすいってことで、豆乳を飲まれる方も多いのかなという気がします」
健康には気をつけたいが、おいしいものは食べたい。
そんな願いを豆乳が満たしてくれているのかもしれない。

メーカーに直接聞いてみる
続いてランキングを調査した豆乳メーカー「マルサンアイ」にオンラインインタビューができるとのこと。
(Qどうして大分県が豆乳の接種日数で日本一に?)
ーーメーカー担当者
「九州地方は、醤油だったり味噌の消費量がすごく高い地域になってまして。醤油や味噌は大豆を原料とする調味料になりますので、大豆食品というところで、皆さん、日常に根付いているんじゃないかなっていうのが、まず1つの考察になります」

メーカーでは2つの理由を考察しているそうで、1つ目は食文化との関連である。
そしてもう1つは、大分ならではの文化だ。
ーーメーカー担当者
「大分県、温泉のイメージがすごく強くて、体を大切にいたわるみたいなところ。豆乳もとても栄養が豊富な食品になりますので、やっぱり食からも意識があるのではないかなというふうに考えました」
昔ながらの慣れ親しんだ大豆食文化と、体をいたわる健康への意識。
この2つが結びつく場所として、大分という土地があるのではないか、というのがメーカーの見解であった。

日本一の座はしばらく安泰?
ちなみに、この調査は毎年行われるものなのだろうか。
ーーメーカー担当者
「県民調査は今回やってみて、来年やってもそんなに変わらないかなとは思っているんですけれども」
ということは、少なくとも次の調査までの間は、大分県が日本一ということになる。
今回の調査で、大分県が豆乳摂取日数で全国一位の理由は、「大豆食品に親しみ深い食文化」と「健康志向な県民性」にあるのでは、という結論に至った。
豆乳には植物性タンパク質をはじめ、大豆イソフラボン、鉄分、亜鉛、マグネシウムなど様々な栄養素が含まれているそうだ。
そのまま飲むのはもちろん、コーヒーやスープに加えたり、和洋中どんな料理にも合うのが特徴である。
皆さんも、この機会に豆乳を生活に取り入れてみてはいかがだろうか。


