唐船祭
長崎市の諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」がいよいよ7日に幕を開けます。
踊町の界わいでは4日までの週末に「庭見せ」と「人数揃い」が行われ、多くの人が見物に訪れました。
帆が風を受け、旗がはためきます。
飾りつけをすませた唐人船がお披露目され、多くの人が撮影していました。
「唐船祭」を奉納する元船町です。
庭見せの会場には本番で使う衣装や道具とともに、出演者に贈られた祝いの品「御花」が並べられ、奉納の準備が整ったことを町の内外に知らせました。
今回、元船町の根曳や采振などの衣装は、活水女子大学3年の大原奈穂さんがデザインしました。
活水女子大学生活デザイン学科3年 大原奈穂さん
「自分が少しでも携わったものが実際に形になったというのがすごく嬉しい」
根曳は波、采振は海を照らす月をイメージして製作しました。
根曳・池田忠是さん(45)
「若い人にデザインしてもらったので恥じないように、(大原さんに)恩返しできるように精一杯頑張りたい」「豪華できらびやか、人も多い日が来て気持ちが高ぶる、引き締まる思い」
KTN記者
「こちらには長い行列ができています。
皆さんのお目当ては『からくり細工』が施された『傘鉾』です」「七福神寳船」を奉納する鍛冶屋町です。
かつて鍛冶職人が多く住んでいたことを示す傘鉾の飾が注目されました。
刀職人の三条小鍛冶宗近が右手で小槌を打つと童子の顔が狐に早変わりします。
鍛冶屋通り町内会 中野信之 会長
「顔の表情とかもよく作っているなと。自分自身もまじまじと見て組み立てているので、昔の人はすごいなと思う」
七福神の豪華絢爛な衣装はいくつかの場所に分けて展示され、サンゴや小判などを積んだ寳船は照明で照らされました。
おめでたいだしものの衣装や道具をひと目見ようと、大勢の人が訪れました。
訪れた人(40代)
「実際に見た方が迫力があって、いいなと思いました」
「川船」を奉納する油屋町は今回新調された船頭の衣装がお披露目されました。
KTN記者
「長崎刺繍であつらえられた船頭の衣装です。細やかな刺繍がとてもきらびやかで、龍が浮き出ているように見えます」
垂には滝を上がるコイと「楓」、上着には龍が、立体感を生み出す独特の技法長崎刺繍であしらわれています。
船頭・西川楓くん(3)
「暑いけど着たい」
根曳の父・洋志さん(43)
「(長崎刺繍の職人)嘉勢さんが今まで作ってこられたものが表れていて、改めてすごいなと思った」
訪れた人(20代)
「ひとつひとつ、どの町もきれいで本番が楽しみだなと思った」
