大阪府の泉佐野市と泉南市が合併を視野に検討を進めることがわかりました。
過去にも浮上したことのある合併構想。今回は前に進むのでしょうか。
きょう=5日午後、泉南市役所で行われた会議に出席したのは関西空港の周辺自治体の首長たち。
大阪府南部では、これまでにも人口減少や高齢化を見据えて持続可能な行政サービスのあり方などの協議を続けてきました。
そんな中、近年はインバウンドの影響で関西空港の税収効果が周辺自治体にも及んでいることなどから、成長戦略を広域で議論する必要があるとし、合併も含めた検討を進めると明らかにしたのです。
【泉佐野市・千代松大耕市長】「自治体の合併とあわせて協議・研究を進めていって、この“泉州南”の未来像というのを描いていくほうが望ましいのではないのか」
【泉南市・山本優真市長】「選択肢の1つである合併について議論するべきだというふうに考えてございます」
■13年にも浮上もとん挫 変わった“状況” 市民の反応は…
実は2013年にも泉佐野市が泉南市に合併を持ち掛けましたが、当時は泉佐野市の財政難がネックとなり話は進まず。
13年の時を経て再び持ち上がった“合併”の動き。
泉佐野市民からは、「大きくなることはいいことだと思う」という肯定的な声や「今のところは反対です。(合併後)サービスの差がどうなってくるか心配ではあります」という否定的な声も。
泉南市民からは「(泉南市は今)交通面が不便。(合併したら)住みやすくはなるかな」と期待する声のほか、「合併することはいいことやろと思う」と言いつつも、市の名前がなくなる可能性については「寂しいな」という意見も。
■「“副首都”大阪の機能強化につながる」とアピール 吉村府知事「後押ししたい」
泉佐野市と泉南市は「副首都」の指定を目指す大阪府に「合併した場合、副首都機能の強化につながる」とアピールして財政支援なども求めたいとしています。
【大阪府・吉村洋文知事】「副首都・大阪を目指すうえでも安定的な住民サービスの提供が非常に重要。勇気ある行動と思うし必要なことだと思うので(大阪府として)後押ししたい」
泉佐野市や泉南市などは早ければ来年1月にも、新たに「研究会」を立ち上げ、合併した場合の経済効果などを調査していくということです。
■合併は「人口減少の中“やるしかない”」元大阪府知事・橋下氏
関西テレビ「newsランナー」に出演した元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は、人口減少社会のなかで「やるしかない」と指摘しました。
【橋下氏】「“平成の大合併”で失敗した例などいろいろ言われるが、人口減少社会では役所の数を絞らざるをえない、やるしかないんです。
やった後に、問題点をどう克服していくかという思考にならないと」
また弁護士の西脇亨輔氏は、石破政権時も人口減少とともに自治体の数が減る見通しがあったと指摘したうえで、「人口減少とともに自治体の数が減少していくという流れにあるとしたら、全国でどうやって住民サービスをキープしていくのかっていう、そこは考えなきゃいけないと思いますよね」と指摘しました。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年10月5日放送)
