10月に三重県で開催される陸上競技の全国大会に、代表に選ばれていた大阪の選手8人が、大阪府中学校体育連盟陸上競技部(以下、大阪中体連)の申し込みミスで出場できない事態となっています。
大阪府は吉村知事名で主催する日本陸上競技連盟(日本陸連)に対し、出場を認めるよう要望書を出していましたが、日本陸連は認めませんでした。
これについて吉村知事はきょう=10月5日の取材対応で「中高生の選手たちには落ち度は全くないという中で、やはり子供たちに挑戦する機会を与えて欲しかったと思います」とコメントしました。
■陸上の全国大会巡り申し込みミス…知事名で陸連に要望書も
大阪府中学校体育連盟陸上競技部(以下、大阪中体連)の発表によると、今月26日から三重県で開催される「JOCジュニアオリンピックカップU16陸上競技大会」について、大阪代表として8人の選手が出場予定でした。
しかし出場の申し込み締め切り時刻の直前に、申し込みが完了していないことがわかり、すぐにWEBからの申し込み手続きに取り掛かったものの、締め切り時刻までに完了しなかったということです。
大阪中体連は、主催の日本陸連に対して、事情説明や要望を行ったほか、直接訪問して出場が可能になるよう働きかけを続けてきたということですが、日本陸連は出場を認めていないということです。
これについて大阪府の吉村知事は10月2日の取材対応で、大阪府として、陸連に対し知事名で出場を認めるよう求める「要望書」を出していたことを明かしていました。
【大阪府 吉村知事(今月2日)】「出場権を獲得している中学生たちって、一生懸命練習して、挑戦できるところまで来ているわけですから、挑戦させてあげたいというのが率直な思いです。
(大阪)中体連の申請ミスで、子供たちは責任もなく、何の落ち度もありません。それで出場の権利を奪っていいのかと思うと、僕は出させてあげたいなと。甘いと言われるかもしれませんが、僕はそう思います」
■主催の日本陸連3日付で「参加を認めない判断」示す
一方、日本陸連は、大阪中体連であることは明示していないものの、10月3日付で「JOCジュニアオリンピックカップ第57回U16陸上競技大会における 都道府県代表種目の申込に関する事案について」という書面をWEBサイトに掲載。
申し込みミスがあった際の出場の可否の判断について、以下のように説明しています。
<日本陸連が公式WEBサイトに掲載した文面より>
「本連盟は今大会において、また本連盟主催の他の競技会においても、申込期間内に申込手続きがなされなかった場合は、競技会への参加を認めておりません。救済を求める要請を受けてもすべてお断りしています。
今回の事案に限って特別に救済することは、参加をお断りした他の競技者への対応と異なることとなるなど、公平性の点でも大きな問題が生じてしまいます。
そのため、今回の事案についても同様に、今大会への参加を認めない、という判断をしました。」
■最初のアクセスが締め切りの「1分前」
また日本陸連は「今大会の申し込み期間は、2026年8月21日から9月24日 まで設定していた」と説明。
申し込みミスがあった団体について、システムを確認したところ、「初めてログインしたのは締め切り日である9月24日午後6時の1分前だった」と説明しています。
