SNSやショート動画を延々と見続けてしまう…。そんな状態を表すネットスラング「ドパガキ」が話題です。
“ドーパミン中毒のガキ”を略した造語で、一瞬の退屈にも耐えられず常に強い刺激を求め続ける人を指す言葉ですが…。
若者だけの問題ではなく、大人にも広がるその実態を取材しました。
「ドパガキ」という言葉を知っているか、街で聞いてみると。
「聞いたことある」「ドーパミン中毒でしょ?」と認知度は高く、「自分も当てはまる」と答える人も。
ある母親は「長男がまさにそう」と苦笑い。当事者の長男に話を聞くと…1日にショート動画を見る時間は「5時間くらい」。
やめられない理由を尋ねると、「やめる理由がないというか。やめたとしても…という感じで、つい続けてしまう」と話します。
母親は「言うときは言うけど…しょうがないかな。下の子たちにはちゃんと制限をかけていこうと思う」と語りました。
続いて高校生5人組の学生グループに「自覚のある人?」と聞くと…なんと、全員から手が挙がりました。
「1日約3~4時間見てる」との声も。いったい、どんな動画を見ているのでしょうか。
「流れてきたものを見ている。(検索して見ることは)あんまりないです。おすすめばかり」(高校生)
一方で、中学生からはこんな意見も。
「マンガは考察ができるから面白い。この先どうなるんだろうと考えられるのがいい」と、じっくり楽しむコンテンツの魅力を感じている様子でした。
子育て中の保護者からは、切実な声が聞かれました。
ある母親は「子どもたちが寝た後につい携帯を見てしまい、気づいたら何時間もたっている」と打ち明けます。
大人は自制できても、子どもはどう向き合えばよいのか。家庭でのルール作りについて聞いてみると…。
「仕方ないのかなと思う部分もあります。でもやっぱり放置するのは良くないから、ある程度時間を決めたり制限をかけたりしないと」(小学生と中学生の子を育てる母親)
一方、日々の生活の中でこんなジレンマに頭を悩ませる親も。
「家事をする時など、『ちょっと待ってて』という時に動画を見せてしまう」(2歳と4歳の子を育てる母親)
SNSのショート動画などを手が離せない時の“助っ人”として重宝する一方、幼い頃からの視聴が依存や悪影響につながらないかという不安は尽きません。
「極力見せたくはないという気持ちもある」と複雑な胸の内を明かしました。
そして、「みんテレ」の出演者たちからも…。
「寝る前に動画を見てやめようと思って消しても、また目が覚めて見てしまう」「音楽を聴いていても1曲を最後まで聴かず、次の曲に飛ばしてしまう自分に気づいた」「髪を乾かす時間にも何か情報を入れたくなる」といった声が相次ぎました。
おすすめされた動画をあるがままに受け入れ、見続けてしまう。
スマートフォンが生活に欠かせない今、「ドパガキ」は全世代に共通する課題なのかもしれません。
