神戸市内で30日午後に相次いで発生した発砲事件。
中央区で腹部を撃たれた男性が死亡し、兵庫区で背中を撃たれた男性が病院に搬送されました。
警察は無職・亀谷直人容疑者(79)を緊急逮捕し、連続発砲による殺人事件とみて捜査しています。
亀谷容疑者は調べに対して容疑を認めているということです。
関西テレビnewsランナーに出演した元兵庫県警刑事部長の棚瀬誠氏は「暴力団」関連の事件の可能性があると指摘するとともに、「抗争」に加え、別の可能性も指摘しました。
■「暴力団の抗争事件か」 元刑事部長が指摘 “計画性”も指摘
【兵庫県警元刑事部長 棚瀬誠氏】「同じような場所で、連続して拳銃発砲事件があった。そして2件目で容疑者が逮捕されているということからすると、暴力団の抗争事件ではないかという印象がやはり最初に浮かびました。
拳銃はやはり素人が手に入るものではありませんから、そういった観点でも、『“組織性”がある事件』という見立てで、警察もその点を視野に入れながら捜査をしているということだと思います」
2つの事件はともに午後1時台に発生。まず中央区で、そのおよそ20分後に5キロほど離れた兵庫区で発生しました。
【棚瀬誠氏】「暴力団事件であれ、そうでないにせよ、拳銃を使って対象者を射抜く(銃撃する)ということからすると、事前の準備、下調べが入念になされていたと思います。
2つの事件が関連してるとすれば、この2つの事件を連続的に行うことも視野に計画されていたということが推定できると思います」
■過去の事例から「余生を刑務所で過ごすため」の犯行の可能性も指摘
兵庫県警の捜査体制のなかには、暴力団事件を専門に扱う「暴力団対策課」も加わっています。
棚瀬氏は過去の事例から「抗争」以外の可能性もあると指摘します。
【棚瀬誠氏】「神戸市内は、暴力団員の住居や、暴力団事務所が点在しています。
暴力団の抗争事件の可能性があると感じているわけですけれども、それに加えて、年配の容疑者が素直に逮捕に応じているということで、過去の事例に照らすと、かなり年配の元暴力団員が刑務所で余生を過ごすために犯行に及んだという例があります。
そういった点でも暴力団の関与がかいま見えます」
■「事前の準備に加え、両現場に“協力者”がいることも視野に捜査を」
79歳の亀谷直人容疑者の逮捕で、これから本格的に進んでいく捜査。
棚瀬氏は共犯者の有無についても慎重に調べることが重要になるといいます。
【棚瀬誠】「1件目と2件目の関係性をしっかり調べるというのが重要でその上で、2件連続でやっているといことになると、事前の準備に加え、両現場に“協力者”がいることも視野に捜査を進めることが重要」
(関西テレビ「newsランナー」 2026年9月30日放送)
