天皇皇后両陛下は9月30日、地震で大きな被害を受けた熊本・八代市を訪れ、避難生活を続ける被災者らを見舞われた。両陛下は犠牲者に黙礼を捧げ、避難所では被災者や支援スタッフと言葉を交わされた。
沿道の人「みんなの心豊かになった」
天皇皇后両陛下は30日、熊本地震で大きな被害を受けた八代市を訪れ、被災者を見舞われた。

今回の被災地訪問は29日、天候不良のため1日延期。
両陛下は30日午前9時半すぎ、特別機で羽田空港から熊本に向かわれた。
午前11時半ごろ、熊本入りされた両陛下。
午後2時前、20人が亡くなった八代市に、自衛隊のヘリコプターで到着された両陛下は、県知事から説明を受けたあと、犠牲者を悼み、約10秒間黙礼された。

沿道には多くの人が集まり、両陛下はバスの窓を開け笑顔で応えられた。

沿道に集まった人に話を聞くと、笑顔の両陛下を写真に収めることができ、「いい写真が撮れました。家宝です」「すてきでした。最高!みんなの心、少しは豊かになったと思います」などと話していた。
被害に深く心痛め現地入りを希望
最初の訪問先、八代市の避難所に到着された両陛下。

陛下のシャツの胸元や、皇后さまのジャケットには、熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」があしらわれていた。
そして両陛下は、出迎えた人たちに歩み寄り、声をかけられた。

現在も約80人が生活する避難所では、40代から80代の被災者10人以上と言葉を交わされた。

陛下は「大変でいらっしゃいましたね」「お怪我はないですか?」「ご無事で何よりです」などと声をかけられた。
両陛下は一人一人に目線を合わせ、話に耳を傾け、避難生活が続く被災者の心身を気遣われた。

また、断水し、ガスが不通になるなどの環境の中で、被災者の対応にあたってきたスタッフを労われた。

2016年の地震から10年となる節目に、再び大きな地震が起きた熊本の被害に深く心を痛め、現地入りを希望されていたという両陛下。

30日、熊本県に避難生活が続く被災者のための支援金を、宮内庁を通じて贈られた。
このあと、両陛下は、氷川町と宇城市をお見舞いし、30日夜、帰京される。
(「イット!」9月30日放送より)

