気象庁によると、台風26号はきょう=30日正午現在、中心気圧1000ヘクトパスカル・最大風速・秒速18メートルで日本の南の海上を北東方向に進んでおり、あす=10月1日朝から昼にかけて関東地方に最接近する見込みです。
すでに台風25号の豪雨で甚大な被害を受けた千葉県では、印旛沼の堤防決壊箇所の復旧作業が続いており、再び警報級の大雨となるおそれがあります。
千葉・印旛沼から坂元龍斗リポーターが被害の状況と堤防復旧作業の現状について報告しました。
■30日未明 印旛沼からの水の流入を止める応急措置が完了
【坂元龍斗リポーター】
千葉県の印旛沼では、台風25号によっておよそ100メートルにわたって堤防が決壊し、周辺の住宅地や農地が広域にわたり冠水しました。
住民によると、農業用の大型ハウスが見えなくなるほどの水位まで達したということです。
国土交通省によると、現在も昼夜100人ずつ、1日200人体制で24時間の復旧作業を継続しているということで、30日午前1時20分ごろ、決壊した場所をふさぐ作業が進み、印旛沼から住宅地・農地側への水の流入が止まりました。
■今週末までに堤防強化の完了を目指す
ただし、今回の措置はあくまで仮設工事の途中段階です。
今後は堤防の高さを確保したうえで遮水シートを設置するなど、堤防をさらに強化する作業を続ける予定で、国交省は今週末までの完了を目指すということです。
また、台風26号の接近を前に、排水ポンプを使って印旛沼の水位を事前にできるだけ低下させる作業も並行して行っているということです。
印旛沼で堤防が決壊したのは合計3カ所とみられていて、大規模な1カ所の応急措置が完了した段階です。
(坂元リポーターの報告はここまで。)
■八丈島では「30日夜から10月1日明け方にかけて大雨のおそれ」
一方、台風26号は30日正午時点で、東京からおよそ580キロ離れた南西の海上を北東へ進んでいます。
30日夜から10月1日早朝にかけては伊豆諸島の八丈島にかなり接近する可能性が高く、浅田麻実気象予報士は「今大丈夫だったとしても、決して油断しないでいただきたい」と注意を呼びかけています。
■台風本体の上陸はないが、“秋雨前線”の動きに注意
浅田気象予報士によると、台風26号の中心付近にあった暴風域はすでになくなっており、風の勢力はやや落ち着いてきているということです。
ただし、発達した雨雲は依然として集中しており、秋雨前線が停滞している関東地方では、前線の活動が活発化することで大雨となるおそれが続いています。
【浅田麻実気象予報士】「本州への上陸はもうなさそうですが、それでも10月1日の昼前後の時間帯は、千葉県周辺でも警報級の大雨となるおそれがあります」
■10月1日 千葉県で警報級の大雨のおそれ
台風25号の際には千葉県内でおよそ5万件の停電が発生し、2日がたった時点でも2万5000件程度が復旧しない状況が続きました。
30日の千葉県内は雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天候が続いています。
10月1日の午前中から昼にかけて雨が強まり、警報級の大雨となるおそれもあるとして、特に被災地周辺では十分な注意が必要です。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年9月30日放送)
