日本のドーナツチェーンが7年ぶりに中国に再進出しました。
中国・上海にできた長い行列お目当ては、日本のドーナツチェーン店「ミスタードーナツ」です。
棚に並ぶのは定番商品の「ポンデリング」や「オールドファッション」など、25種類のドーナツを13元~16元(約300~370円)で販売。
日本でおなじみの味を求め、大人から子どもまで多くの人でにぎわいました。
来店客からは「すごく興奮しました。日本に行った時もわざわざ食べに行って1箱買って持ち帰ったくらい。娘もオープンすることを知って『絶対に初日に買いに行きたい』と言っていました」という声が聞かた一方、「私たちが子どもの頃食べていました」「店がなくなってからは本当に恋しかったです」などの声も聞かれました。
実は、ミスタードーナツの中国進出は2度目。
2000年に初進出した際には、賃料や人件費の高騰などを受け2019年に全ての店舗を閉鎖し、撤退。
今回、7年ぶりのリベンジの機会となりますが、ミスタードーナツ運営(株)ダスキン 海外推進室の中村雅彰室長は「(過去に展開した頃と比べると)国の物価・給与も大きく変化していて、ドーナツなどのおやつも気軽に買える状況になったと判断しています」と語ります。
中国のスイーツ市場は、2019年には1120億元(日本円で約2兆6500億円)でしたが、2026年(見込み)は1959億元(日本円で約4兆6400億円)に拡大しており、ミスタードーナツの撤退時から2倍近くまで伸びています。
抹茶ブームなどスイーツ人気が高まる中、今回の店舗では“過去のノウハウ”を生かした戦略もあるといいます。
中国ではスイーツを持ち帰る人が多いことから、客席を設けないテイクアウト専門店に転換し、初進出で負担となった賃料や人件費を削減。
さらに、当時人気だった「バナナ味」のドーナツも上海限定メニューとして販売しています。
ミスタードーナツ運営(株)ダスキン・大久保裕行社長:
当時の市場がカフェなどに対し、これからという段階だった。(今では)スイーツ市場が日本の3倍以上あると思う。ドーナツを中心にコーヒーを含めて召し上がってもらえるいい機会がきた。
年内に2店舗目をオープンする予定で、2029年末までに30店舗の出店を目指しています。
