日銀は28日、政策金利を1%程度に据え置いた今年7月の金融政策決定会合の議事要旨を公開しました。
議事要旨によりますと、日銀の「物価安定の目標」としている基調的な物価上昇率が2%を超えて上振れしないように安定させることが重要、との考え方を共有したということです。
その上で、複数の委員から利上げのペースアップについて前向きな意見が出されました。
ある委員からは「市場では半年に一回程度の 利上げペース」が想定されているが「経済・物価・金融情勢によっては、利上げのペースが市場の想定より早まることも考えられる」との声があがりました。
また、別の委員からも金融政策の焦点は、局面が変化していて以前のように「待つことのリスクが小さい」とは言えないことから、金融緩和度合いの調整をペースアップする必要がある、との見解が示されました。
一方で、複数の委員からは経済・物価に対する日本銀行の見方や政策運営の考え方を丁寧に説明することは重要であるものの、利上げの具体的なペースやタイミングについては、事前に確たることは言えない、との慎重な意見も出されました。
日銀は7月の会合では政策金利を据え置きましたが、次に行われた9月の会合では1%程度から1.25%程度に引き上げることを決めていて、年内に追加の利上げがあるか注目が集まっています。
