富山県内を襲った豪雨から1カ月、被災地ではボランティアによる懸命な復旧作業が続いています。
そのなか「秋の長雨」によって土砂が重くなり復旧作業を妨げています。
*リポート
「氷見市余川地区です。豪雨から1カ月が経ちましたが、復旧作業は今も続いています。現場では午前中に降った雨で重くなった土砂が、ボランティアを悩ませています」
今も豪雨の爪痕が残る氷見市。余川地区では住宅の浸水被害に加え、土砂崩れで住宅が倒壊しました。
この場所は自宅と納屋が浸水。28日も石川や静岡、愛知など全国から来たボランティアが、敷地に入った土砂を撤去しました。
*ボランティアを依頼した 百谷昭則さん
「ボランティアがおられるので大変うれしい。頭が下がる思いずっと来てくれて、次から次へと県外からも」
*DRTJAPAN北陸 種窪友和代表
「ずっと来てくれて次から次へと県外からも」
氷見市社会福祉協議会によりますと、被災者からの相談220件のうち、完了していないものが半数以上あるということです。
そのなか、復旧を阻んでいるが、秋の長雨です。
*DRTJAPAN北陸 種窪友和代表
「泥は水を含むと緩む。より柔らかくなってしまい、作業の効率が落ちる」
被害があった多くの現場では、家具や畳などの運び出しが完了し、今は、重機などによる土砂の撤去に移行しています。
しかしこの1カ月、雨の日が多かったため、土砂が水分を含み、重さが増しているといいます。
*DRTJAPAN北陸 種窪友和代表
「熊本での地震、千葉での台風とか、仲間が各地で活動していて勇気をもらっている。一刻も早く復旧・復興できるように」
「右の足首入りますよ。調子悪かったら言ってください。しばらく楽にしてください」
一方、被災前の日常に近づく動きもあります。
氷見市の大浦公民館。現在は臨時の接骨院となっています。
*竹接骨院 竹秀樹院長
「公民館で柔道整復師の施術をしている。住民の了解を得たので、施術所として使わせてもらっている」
市内に開業して約36年の竹接骨院は先月の豪雨で施術用の機械やベッドが水に浸かり、使えなくなりました。
接骨院は休業していましたが、地元や県柔道整復師会からの許可を得て、今月1日、「公民館」で営業を再開。
連日、患者が訪れています。
*患者(80代)
「ほとんど毎日来る」
Qやめられたら困る?
「困ります」
*竹接骨院 竹秀樹院長
「患者さんがたくさんいるので、1日でも空けると腫れが引かない。損傷によってはテーピングを毎日しなければいけない。休むという選択はなかった」
なかには、自宅での復旧作業中にケガをしたという人も。
*患者(70代)
「崩落したところの処理。(体の)あちこちが悲鳴を上げている」
Q片付けは何%くらいまで来た?
「30%くらい」
接骨院では、公民館での臨時営業を来月いっぱいまで続け、11月からは改修した接骨院で営業を再開する予定です。
*竹接骨院 竹秀樹院長
「普通の日常生活を送れていないので、施術にしろ、生活にしろ普通の生活に早く戻りたい」
