「鴨川にすごい人いた痕跡が、、」

このコメントとともにTwitterに投稿された、京都の鴨川で見つけた絶妙なバランスを保つ“石アート”が意外な展開をよび話題となっている。
 

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写真をみると、川の中で形も大きさも違う石が絶妙なバランスを保っている。そして左右の大きな石の間には小さな石でアーチが作られている。
並外れた集中力と石を積む技術がないと出来ないであろう見事なアート作品で、確かにこれを作ったのは「すごい人」だ。

Twitterでは「アーチ職人ですね」「何も細工がないとしたら絶対超能力者だ」などの声があり、約2万件のリツイート、約12万9000件のいいねがつくなど話題となっている。(11月27日現在)

投稿者は、撮影の仕事をしている時に偶然このアートを発見したというが、投稿者以外にも鴨川でこのアート作品を見たという人がおり、Twitterが盛り上がりを見せる中、投稿の翌日にさらなる展開を迎えた。

Twitterって本当に凄いですね!
世の中の皆が良い使い方をして、世界がもっとハッピーになりますように

何はともあれ、たくさんの方に私の作品を見て頂き本当に感謝しております。

ついでにアーチ状の作品は他にもございますので、お時間ございましたらもう少しご覧下さい

まさかのご本人登場!この作品の作者、「ロックバランシング」という石など様々なものを積み上げてアート作品を作っている池西大輔(@IsmDaisuke)さんからリプライがあったのだ。あわせて投稿された写真には、石を積み上げたこれまた見事な他の作品が並ぶ。

これには投稿者も「本人が出てきてくれたことで、評価されるべき人がちゃんと評価される事になって良かったです」とコメントしている。

なぜこのような作品を作ったのか?そしてアーチの部分はどうやってバランスをとるのか?
作者の池西大輔さんにお話を伺った。

私はいつも石を積んでいます

ーーなぜ作ろうと思った?

色々な方の心を動かしたいという気持ちがあったからです。この日に限らず私はいつも石を積んでいます。ロックバランシングは私のライフワークです。


ーーどれくらい時間かかる?

正確に時間は測っていませんが、この作品に関しては多分15〜20分ぐらいです。


ーー作業中は見ている人はいた?

たくさんの方に見て頂きました。
 

「池西大輔」さんの作品

「いかに不自然でいかに美しく」がこだわり

ーーどういう石を選ぶ?

キレイな石よりも歪な形をした石が好きです。石も人間もクセがある方が好きです。


ーー橋のようにつなげている石はどうやって並べる?

一番左の大きめの石に対して、小さい石を左方向に力を加えながら形を固定していきます。崩れないように次の石も同様に左方向に力を入れながら最初の石に重ねます。


ーー今回の作品のこだわりは?

実はTwitterに投稿された作品は未完成なのですが、石と石の接点をできるだけ小さくするようには意識しています。私はいつも作品を作るときに「いかに不自然でいかに美しく」ということを意識しています。

Twitterに投稿された作品の完成形

4年半前からロックバランシングを始めました

ーー石を積む練習はしている?

もう練習はしていません。


ーーいつ頃から作っている?

4年半前からロックバランシングを始めました。


ーー鴨川でよく作品を作っている?

以前は毎朝出勤前に高野川で作っていましたが、最近は日曜日に鴨川で作品を作っています。


ーー普段から川辺で作品を作ることが多い?

川で作品を作ることが多いです。 


ーーどれくらい作った?

数は数えていないです。

「池西大輔」さんの作品

石以外にも瓶やワイングラスなども積みます

ーーお気に入りの作品を教えて

川辺で石を積んだものや、室内で石以外のモノ(瓶やワイングラスや眼鏡等)を積んだ作品も好きです。


ーーこだわりは?

過程を楽しむようにしています。 もちろん完成を目標にはしているのですが、完成の方ばかりにフォーカスしていると、完成しない時にイライラしたり心が乱れたりしてしまいます。
過程を楽しんでいると、結果はただのおまけになります。

「池西大輔」さんの作品

ーー今回の投稿にご本人が名乗り出たのはなぜ?

投稿者の方が「@IsmDaisuke」というタグをつけて投稿して、私が以前取材を受けた記事も貼付されていたので、ご挨拶をさせて頂きました。
 

お気に入りの作品

ーー投稿者にメッセージをお願いします

この度はありがとうございました。世界中のSNSユーザーがこのような使い方をしてくれて、もっともっとハッピーが伝染したらいいですね。


ーー反響についてどう思う?

世界中のユーザーが誹謗中傷などで時間とエネルギーの無駄遣いをせずに、今回のようなハッピーな使い方をして、世界が笑顔で溢れかえればいいと思います。

お気に入りの作品

池西大輔さんは過去にも多くの作品を作っており、石だけではなくワイングラスや瓶など様々なものを使った作品がある。どの作品もどうやってバランスをとっているのだろうと驚かされるものばかりで今後の作品も楽しみだ。
 

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