17日までで、22日連続の雨を記録した東京。
長雨の影響は、まさに都心の一角に意外な形で現れていました。
広瀬修一キャスター:
あ、ありますね。だいぶしわしわになってますけど。
街路樹の幹の色に紛れてはいますが、何かが生えているようです。
街の人:
(Q. これは何だと思う?)キクラゲ。湿気が多くて生えちゃったんですかね。何かおいしそうな感じ。
場所は、神宮外苑のイチョウ並木や神宮球場にも程近い国道246号、青山通り沿いです。
専門家は、キクラゲの一種で間違いないと話します。
近畿大学農学部 応用生命化学科・白坂憲章教授:
日照時間が少なくなると、乾かないってことが続くとキノコが出やすくなる。出てるから、キクラゲだから、食べられると思わない方が良い。
長雨で日照時間が少ない影響は、秋の観光地として全国的に有名な栃木県の日光にも現れていました。
広瀬修一キャスター:
竜頭滝が見えました。水量が多いのか、水しぶきが上がっていまして、滝周辺は色づいている葉っぱも一部あります。
息をのむような深紅のカーテンが広がる竜頭滝の紅葉は、もちろん10月に入ってからが見頃です。
ただ、茶屋の女将さんは昨今の空模様が今後の葉の色づきに与える影響を気にしていました。
龍頭之茶屋・室根順子さん:
だいぶ雨が降って(葉に)当たると紅葉の色が良くなかったり。やっぱりお日さまが昼間出ないと。
町の名前は「日光」なのに“日光”に恵まれない…。
18日は晴天ですが、実は直近30日間の日照時間が全国で一番少ないのが日光市なのです。
さらに、異変は名物グルメの湯葉にも及んでいました。
湯葉は、温めた豆乳の表面にできた膜を引き上げ乾燥させて作りますが…。
株式会社日光食品 専務取締役・吉澤隆明さん:
湿度が高いので、いつもだと20分くらいで乾燥するんですけど、大体30分くらいかかってます。やはり取れ高が去年に比べて1割くらい落ちています。
そして、何より心配なのはシルバーウィークの台風です。
株式会社日光食品 専務取締役・吉澤隆明さん:
やはり観光地にお客さまが来ていただかないと、売り上げもさほど伸びないと懸念しています。
同じく、長雨と台風がもたらすシルバーウィークの客足減に気をもんでいるのは静岡県の富士山こどもの国です。
例年、この時期はびっしりと2メートルほどに伸びたススキをかき分け進む“ススキの迷路”が子どもたちに大人気でしたが、2026年は生育不良でススキの穂も開ききらず、スカスカの状態だといいます。
富士山こどもの国・堀野亜弥主任:
去年に比べると半分以下の客入りになっています。一刻も早く天気が回復して、たくさんのお客さまに楽しんでいただきたい。
